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ハワイ好き・美食家は必食! ハワイでしか食べられない、超一流の鮨がある!【本田直之のThe Hawaii’s Best Restaurants・最終回】

2017/8/11(金) 18:20配信

エイ出版社

壮大な挑戦をテーマに掲げる名店

「この店の存在はハワイグルメ全体を変えていくほどの価値がある」

ビジネス書の著者として広く知られる一方、ハワイに通って26年、ハワイでデュアルライフをはじめて11年目という無類のハワイ好きでもある本田直之氏は、『The Hawaii’s Best Restaurants(ザ・ハワイズ・ベストレストラン)』でその店を、そう表現する。ハワイで獲れる魚に仕事をして鮨にする。そんな壮大な挑戦をテーマに掲げ、確かな成果をすでに挙げつつある名店。本田氏が毎月欠かさずに通い、そのたびに驚かされるという、そのベストレストランの心とは。

ハワイとグルメが好きなら絶対にハズせない店、『すし匠』

連載最後を締めくくるのは、やはりこの1軒。2016年末のオープン以来、僕がほぼ毎月欠かさずに通っているワイキキの『すし匠』だ。本連載で何度もお伝えしているとおりこの数年でハワイレストランシーンは急激な進化を果たしているけれど、その中でもここは別格。ただ旨い鮨がある……だけではない。親方・中澤圭二さんの仕事ぶりに惚れ惚れしながら鮨をつまみ、その挑戦に熱くなり、「中澤さんがハワイグルメ全体に今後どんな影響を与えていくのか」なんて、訪れるたびに嬉しくなってしまう。

ハワイの地の食材を鮨へ……想像を超える体験を

メニューはおまかせのみ。税・チップ込み、飲み物別で300ドルとなかなかな値段だが、地の食材を鮨へと昇華させるその仕事はすべて素晴らしく、間違いなくそれ以上の価値がある。例えば、四谷の『すし匠』でもおなじみの「おはぎ」にはアヒ(マグロ)の中落ち、マカデミアナッツ、マウイオニオンなどを使い、「あん肝とハーツオブパーム」はヤシの新芽(=ハーツオブパーム)をバルサミコ酢とハワイ産のハチミツに漬けたものを赤シャリと合わせている。ハワイを代表する魚「モイ」には、熟れ鮨の手法から着想を経て、赤シャリに麹を混ぜたものと合わせて発酵させるなど、想像を超える体験をさせてくれる。

僕もこれまでさんざん鮨を食べてきたけれど、中澤さんの仕事には、何度でも驚かされてしまうのだ。一貫一巻、この食材は何だろう、どんな味がするんだろうと楽しんでいるうち、あっという間に時間が経ち、舌もお腹も満たされる。強面の中澤さんだが、実はとても気さくだし、話が抜群に面白いから、鮨や魚についてわからないことがあったら、何でも質問してみるのがおすすめだ。

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最終更新:2017/8/11(金) 18:20
エイ出版社