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羽生結弦が語った五輪への戦略。「自分でいられるプログラム」を選ぶ

8/11(金) 11:20配信

webスポルティーバ

 8月8日にカナダ・トロントのクリケットクラブで、羽生結弦の平昌五輪シーズンへ向けた公開練習が行なわれた。午後2時半からの最初の練習で、羽生はウインドブレイカーを着たままでリンクに上がると、いきなり軸がきれいな4回転トーループを何気ない雰囲気から跳び、成功した。

【写真】2シーズン前、歴代世界最高得点を出した『SEIMEI』

「今年もフィジカル面では特に特別なことはしていないですけど、通しの練習や質のいい練習を何回もやっています。ケガが一番の敵なので、とにかく質のいい練習をして、質のいいケアをして……。質のいいジャンプを跳び続けていれば必然的にケガも少なくなってくると思うので、そういう意味でもかなり気をつけて練習をしています」

 羽生自身がこう話すように、この日最初の1時間の練習と午後5時からの1時間の練習を見ていても、転倒やパンクはあったとはいえ、回転軸が曲がっていたり、ズレているジャンプはなかった。それも”質のいいジャンプを跳ぶ”という意識の表れだろう。その意味でも順調に、充実した練習をしていることをうかがわせた。

 羽生は、すでにアイスショーで披露していた新シーズンのショートプログラム(SP)を、ソチ五輪後の2シーズン使ったショパンの『バラード第一番ト短調』だと明らかにしている。それに続き、今回の公開練習で、フリープログラムは2シーズン前に使って歴代世界最高得点を出した『SEIMEI』であることを正式に発表した。

「ショートのバラードに関しては、少し迷いがあったかもしれないですけど、『SEIMEI』 に関しては2015-16年シーズンにやっていい演技ができた時から、このプログラムを五輪シーズンに使おうと決めていたので、迷いはなかったです。だからこそ、昨シーズンは曲を何にしようかと迷いました。和風でいきたいなと思っていましたが、和風にし過ぎると前のシーズンにかぶってしまうかなと思ったりもしました。その意味では『SEIMEI』を、今シーズンへ向けて温めておいたという感じです」

 前にやったプログラムということで、周囲からは「またか」と思われるかもしれないしし、完璧にやることができた以前の演技にとらわれてしまうというリスクはもちろんある。だが羽生は、その点も「技術構成が違うから問題ない」と考えている。

「今のイメージは、最初、4回転ループと4回転サルコウを跳んで、そのあとに3回転フリップとスピン、ステップ、後半の1発目に4回転サルコウ+3回転トーループ。そのあとに4回転トーループ+1回転ループ+3回転サルコウをやって、4回転トーループ。その後はトリプルアクセルの連続ジャンプをやり、最後は普通の構成であれば3回転ルッツです。でも、リカバリーを考えて練習ではトリプルアクセルを2本やっています。どんな状況でも対応できるように、後半の構成は常に高いレベルでやるようにしています」

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