ここから本文です

羽生結弦が語った五輪への戦略。「自分でいられるプログラム」を選ぶ

8/11(金) 11:20配信

webスポルティーバ

 羽生自身、バラードもSEIMEIも、「表現のことをすごく考えるキッカケになったプログラム」と話していた。そんなプログラムをもう一度やると決めたことで、彼の平昌五輪へ向かう気持ちの高さもわかる。ジャンプもスピンもステップも、すべて一体化したフィギュアスケートとしての演技。自分が目指している”ザ・フィギュアスケート”といえる演技そのもので、再び頂点へ挑戦したいという決意だ。

「ソチ五輪の前はあれもやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけないという感じでいっぱいいっぱいだったのかなと感じます。でも、今はこうやればいい、ああやればいいという自分の道みたいなものが、すごくハッキリしてきたんじゃないかなとも思います。もちろん、4年前も金メダルを獲りたいと思っていましたけど、今はもっといろんなものを求められるようになっている。

 今は、4回転は種類も数も求められているし、そのうえでスピンやステップもいいものをやらなければいけない。さらに、それだけではなく技と技の間の部分もたくさん練習していかなければいけない。だからこそ、この3年間でいろんなことを練習してきたし、今はその多種多様な部分をさらに磨いていかなくてはいけない。そういったいろんなものがあるからこそ、自分のスケートの理想的なものが見えてきているのかなという気がします」

 連覇がかかる平昌五輪へ向かう羽生の視界は、これまでになくクリアで鮮明だ。それはソチ後の苦しい時期があったからこそ、得られたものなのかもしれない。

photo by Noto Sunao

3/3ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
4月13日発売

定価 本体1,472円+税

フィギュア特集
『羽生結弦 平昌への道』
■ヘルシンキの激闘
■宇野昌磨、本田真凜ほか