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「パーソナル・コンサルティング」が無くなる日 --- 内藤 忍

8/11(金) 7:03配信

アゴラ

「理想の資産運用サービス」とはどのようなものか。最近、ずっと考えているテーマです。

ファンドラップ、ロボアドバイザー、FP相談、プライベートバンク・・・アセットアロケーションに重点を置いた様々な金融サービスが展開されています。しかし、残念ながら、私自身が利用したいと思えるものが見つかりません。既存のサービスを見ていると、次のような問題があるからです。

問題1. コストが高く、最終的なリターンの向上に結びつかない
有益なサービスだとしても、高コストではリターンの向上には結びつきません。サービスによっては、年間の管理コストが3%を超えるものも存在します。もし、コストを1%以下に抑えるとすれば、1000万円の資産運用なら、最低でも年間の管理コストは10万円以下に抑えなければなりません。特に金融資産の運用では、低コストをいかに実現するかが重要です。

問題2. 金融資産だけ、不動産だけと言うように対象資産が特定の資産に偏っている
多くの資産運用サービスが、提供しているのは金融商品だけを組み合わせたアセットアロケーションが中心です。不動産のような実物資産を組み入れるサービスには対応していません。富裕層を対象とするプライベートバンクでも、提携している不動産会社を紹介するといった程度のサービスしかありません。

問題3. 自分自身での運用、コンサルティングなどの実務経験がない人が対応している
例えば、CFP(証券アナリスト)やFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持っていても、保険や住宅ローンの実務しかやったことが無く、資産運用の経験がない人であれば、的確なアドバイスは期待できません。資格だけで判断することはできないのです。

問題4. 担当者が長期に渡って対応する、ヒューマンなサービスが提供されていない
まとまった金額の資産運用になれば、信頼できる専門の担当者を付けて、アスリートとコーチの関係のように、長期で結果を一緒に出せる体制を作ることが重要です。定量的な分析も重要ですが、資産運用の意思決定で後から後悔しないために必要なのは信頼できる人とのコミュニケーションから得られる「納得感」だと思います。

日本には1億円以上の金融資産を保有している人が200万人近くいると言われています。そのような人たちが満足できる資産運用サービスが存在しないため、多くの資金は預貯金に滞留したままになっています。

資産デザイン研究所では、5年前からパーソナル・コンサルティングサービス(http://asset-design.jp/services/personalconsulting.php)を提供し、100名以上の方にご利用いただいています。これはマンツーマンで資産運用の相談を行うサービスです。私自身がすべてのお客様を担当していると言うことで、物理的な制約から、毎月新規で2名しか対応することができず、お待たせすることが多くなっています。

そこで、このパーソナルコンサルティングを更に進化させ、リーズナブルに質の高いサービスを提供することによって、既存のサービスの問題を解決したいと考え、新しいサービスの準備をしています。ニーズのあるサービスを変えていくのには勇気が必要ですが、敢えてチャレンジしてみたいと思います。

自分がお客様として本当に利用してみたいと思えるような魅力的なサービスでなければ、自信を持って薦めることはできません。今月下旬には、そんなサービスをお披露目いたします。


※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年8月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログ(http://www.shinoby.net/)をご覧ください。

内藤 忍

最終更新:8/11(金) 7:03
アゴラ

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