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50過ぎのオヤジが身悶えるほどかわいいニュージーランドの野生動物

8/11(金) 12:10配信

@DIME

 驚愕と感動のニュージーランド。今回はその2回目にして、早くもクライマックスがやってまいりました!!

【写真】50過ぎのオヤジが身悶えるほどかわいいニュージーランドの野生動物

 そう! 今回はニュージーランドならではの、

「こんなとこあったのかァアアアアア!!」

 っつう大自然。そして、

「ウッホ~、かわいいいィィィィィ!」

 と身悶えするような野生動物……野生動物っていうと、なんか取って喰われそうで怖いんで“野生動物ちゃん”と呼ばせていただきますが、野生動物ちゃんとの驚くような邂逅の物語でございます。

 以上前書き。これから本文だ!

 まずは、ニュージーランド南島の都市『ダニーデン』から車で南下すること2時間。『カトリンズ コースト』という、もう本当に南島の最南端の海沿いの『キュリオベイ』という場所にある、その名も……

『化石の森』だ!!

 なんだなんだ化石の森って!? みなさんそうお思いでしょう。なんでまずもう写真を見せちゃう。

「なによ、ただの岩場じゃないのォ!」

 そんなご意見の皆様の為にさらに 近づいてみましょうね。

「なにこれ、流木?」

 実はこれ、木に見えるかもしれないんですか、これがなんと木の化石! ただ見た目は本当に木なの。木が岩に埋まってるように見えるの。でもね、触ってると、これが石なんですよ。この“木に見えるのに触ると石”という不思議な感触! もっと寄ってみる!

 完全に木でしょ、これ。なんか端の方なんてちょっとササクレた感じでさ。ところがそんなところもいざ触ると石ッ!! ササクレ石! そんなのがこの海岸中、いたるところにある!

 これなんか、上の白っぽくなってるトコ、どう見ても表皮が剥けた樹木だもんな~。でも触ると石なんだよ、岩石なんだよ。なんかもう“大自然のトリックアート”ですよ、これ!

 見て触ってみたいでしょ~。そんな人は、もちろん自分でレンタカー運転してもいけるけど、海岸通りをズ~ッと進めば着くっていう簡単な道でもないので、『カトリンズ シーニック ツアーズ』ってとこの観光ツアーだと便利。そのツアーに参加すれば、この化石の森以外にも、

 こんな『プラクヌイの滝』をはじめ、カトリンズコーストの色々な大自然名所を回ってくれるんでぜひ利用して頂戴。ちなみに今回の全写真はオレの3万くらいで買ったコンパクトデジカメで撮ってます。それにしては結構うまく撮れたな~滝の写真! 続いてさらなる不思議な海岸へ~!!

『海岸に現る謎の球体の秘密!』

 今度も、いきなり写真見せちゃう。それはこんなとこだ!!

 砂浜に謎の球形の石が連なってんですよ! 大きさも直径1メートルからデカイのになると2メートルくらい。もうなんじゃこりゃ? でしょ。いや本当に丸いヤツは本当にまん丸!!

 場所は、ダニーデンから海岸沿いに1時間弱北上した『モエラキ ボルダーズ』っていうところ。前回紹介したビクトリア朝の洒落た街『オアマル』のちょっと南ですね。でさ、こんなまん丸もあるかと思えば、時々、こんな亀の甲羅みたいにヒビ割れたのもある。

 そもそも、これって何なの? っていいますと、海底に埋もれた貝にカルシウムが付着し、6000万年かけて、雪だるま式にこんな大きくなったっつうんですよ。で、最初は海底の地面の中にある。その埋もれた地面自体が隆起する。その時点ではこの丸い石は隆起した海岸沿いの地面の中に埋まってるんだけど、その地面が波で浸食されて、海岸に現れた!! ってことなんですよ。

 なんで、浸食されて海岸に半分だけ現れかけてる丸い石ってのもある!

 断面を見ると、雪ダルマ状に石灰が年輪を重ねて大きくなってるのがわかる。よく大きな木の年輪見せられて「この中心は2千年前ですよ」なんていわれてビックリするけど、2千年どころかケタ違いの6000万年の年輪! この時代の流れ、そして蓄積! ただただ感服したければ見にいけ~ッ!

 そしてついにニュージーランドの大自然は野生動物ちゃんの話になってくる!!

『野生ペンギンは街の近くがお好き!?』

 ペンギンってカワイイじゃない? そんなカワイイペンギンの中でも世界最小のペンギン……もうこれだけでカワイクないワケないんだけどさ、そんなペンギンがニュージーランドに生息しております!

 その名を『ブルーペンギン』もしくは『フェアリーペンギン』! ←もう名前がカワイイ。あと本当は『コガタペンギン』という、もう情緒もなんもない名前が一般的だけど、もうそれは忘れてもいい。ここでは『ブルーペンギン』でいきます。

 そんなブルーペンギンのコロニーが、オアマルの街の中心地から車でわずか2分というところにある! わかりやすくいうと銀座4丁目の交差点がオアマルの中心地だとすると、コロニーは歌舞伎座のあたりくらいの距離感。

 そこに“コロニー”いわゆる営巣地があって、荒らされないように、囲われて保護されているんだけど、保護活動を応援するという形でお金を払うとコロニーを見学させてくれるんですよ!

まずビックリするのは、ペンギンって南極みたいな氷の世界に住んでるかと思ったら、ブルーペンギンはこういうとこ住んでるのね。そして、この写真見て、こんな感想を持ったった人もいるかもしれない。

「なんだよ野生じゃないじゃん」

 そんなアナタ! 実はこれが野生なの。このコロニーは海に通じてて、昼間はペンギン、海に出てるんですよ。海で魚捕ったりしてる。で、夜になるとこのこの巣に戻ってくるんですね。

 野生のペンギンだけど、巣の部分だけは隔離&保護してて、その施設が、この『オアマル ブルーペンギン コロニー』。

 さて、ここでもう一度前の写真を見て欲しい。なんか観客席みたいなのがあるでしょ? 実はこの観客席に座って、海から巣に大挙して戻ってくるプルーペンギンを見られるツアーがあるのだ!

 さ。観客席に座ってみましょう。

 もう薄暗くなってきたんで、そろそろペンギンが巣に帰ってくる時間なのだ! ちなみにこのペンギンの帰宅鑑賞ツアー(オレが勝手に名付けた)は、よく見えるプレミアムのシートで40ニュージランドドル(1ニュージランドドルは2017年7月の時点で約82円) 。上の写真の向かいのシートはちょっと安くて28ニュージーランドドル。

 一応大事なことをひとつ。この鑑賞ツアー写真撮影は禁止なんですが、日本からやってきたメディアということで特別に撮影を許可いただきました……オレのコンデジですが。

『世界最小、つぶらな瞳のカワイイヤツ』

 ジッと席に座り海岸方面に目を凝らしていると……きたきたきたきたきた~! ちっこい もう体長30センチくらい。子猫が立ち上がったような雰囲気のペンギンたちがものすごい勢いで、海から岩場を駆け上り、観客席の前を走って行く!

 いや~、とにかく感動します。女子高生だったら最初から最後まで「カワイ~ッ!」って、言いッ放しだと思うよ。54才のオヤジが「キュンワイィ~ン!」とかいっちゃってんだから現場で。
『オアマル ブルーペンギン コロニー』

 そんな感動のキュンワイィ~ンツアーの次は、さらに感動の野生動物ちゃんとのご対面だ!!

『キュート炸裂 オットセイに和む』

 今回がニュージーランドのクライマックスならば、そのクライマックスの中のクライマックスが、これから始まる『オタゴ半島 ワイルドライフツアー』だ!!

 どんな野生動物ちゃんと会えるかは徐々に書いていくとして、これはもう一般は入れないような所をツアーガイドと回るツアーなんで、『エルム ワイルドライフ ツアーズ』の主催するツアーに参加いたしました。

 そのツアーバスです。これに乗り込んで向かうオタゴ半島って、実はダニーデンの街からすぐでしてね。なにしろ半島の付け根の部分はダニーデンの市街地なんすから。そこから伸びる20キロ程の細長い半島がオタゴ半島!

 だから市街地から半島の先端まで車だと1時間もかからないんだけど、こんな身近な所に野生動物たちは待っているというところに、ニュージーランドが擁する大自然の凄味を感じる。

 まず登場の野性動物はオットセイだ!!

「いるだろ油壷マリンパークとかに!」

 そう思ったアナタ! もう野生の底力を全然知らない。オレだって油壷でオットセイの飼育係の体験取材してるからね、過去に。その時さんざん近くで見たけど、もう違う。野生は全然違う!!

 バスで海岸近くの丘陵地帯までいき、そこから徒歩で約10分。岩場を見下ろす崖に着いて、眼下の海岸ををのぞくと、いたいたいたいたいた~!! オットセイちゃんが、うようよいた~! もうまず見てほしい、このキュートも程があるご尊顔!

 岩場の潮溜りをプールのようにして泳いでるコ。その横でくっついて日光浴してる親子。なんていうんだろ、動物園にいるコもかわいいけど、厳しい野生の中で健気に暮らしているというバックボーンがこの群れの光景からジーンって胸に伝わってきてね、そんな中でこんな風に、

『絶滅種ペンギンがやってきたクェックェックェッ!』

 そしてオットセイで涙をひとしきり流した後は、ワイルドなアシカだ! オットセイとアシカ。似たような感じだけど、英語でいうとオットセイが“ファーシール”なのに対し、アシカは”シーライオン”! 海のライオンですよ。そんな凶暴そうな名前の野生動物が、オレのこんな近くにおります!

 ちょっと興奮するでしょ、この距離。でもシーライオンなんて怖そうな名前してるけど、ボケーッと海岸に寝ころがったり、やっぱりボケーと海眺めてたりする姿は愛らしいの愛らしくないのって、もうたまらない!

 絶対一度近くで見とくべきですよ。そして!! 今回の記事のクライマックスであるこのツアーの、そのまたクライマックスが、『イエローアイド ペンギン』!! 直訳すれば黄色い目のペンギンというこのペンギンはニュージーランドにのみ生息し(お札の絵柄にもなってる!)、世界中に18種いるペンギンの中でももっとも個体数が少ない絶滅危惧種。なんと2015年には160ペアしか確認されてないという、おそらくパンダよりも珍しいペンギンなのだ!

 おまけにブルーペンギンのように群れを作らず、せいぜいツガイでの行動。そう簡単には見れない、珍獣といいますか珍鳥といってもいい、そんな野生動物が……

 目の前をヒョコヒョコ歩いていやがった!! 

 いや、目の前っていっても、夕方に保護地区みたいな所で、静かに息をひそめて待っていたら、本当にタイミング良く、海から草むらの巣に帰ってきたところに出くわしたんだけど、その時の感銘と陶酔をなんて表現すればいいんだろう。思わずオヒネリで10ニュージーランドドルくらい投げたくなったもん。

 でもそんなことをしてはいけない。しずかに、ただヒョコヒョコと巣に帰っていくイエローアイドペンギンを見つめる緊張のおそらく約3分! かつてこんな濃密な時間はなかった。

 帰ってく姿がまたかわいらしい!

 で、そんな目の前にイエローアイドペンギンが通ったのはラッキーとしても、ラッキーがなくても見られるような観察小屋がある。そこに隠れた海岸を見ていたら、やってきましたやってきました3羽ほどの世紀の珍鳥! どんどんどんどん草むらを登っていって、なんとそこで……。

 羊と出くわしてんの! 羊とペンギン……オレ、この2種類の動物が同じ場所に住んでるなんて想像もしてなかった! もうこの光景にでくわしただけで、ニュージーランドまで赤道超えてやってきた意味があったと思ったもん、本当の話。この光景をぜひ、みなさんにも見てほしい!

 で、観察小屋からツアーバスまで戻る途中、また目の前に一羽現れちゃった!!

 もうオレ、幸運使い尽くして、当分宝くじ当らねぇ~だろうな~と思った瞬間でした。

 このイエローアイドペンギンを見られる海岸から、ツアーバスを停めてあるところまで、実はかなり山道を下り、帰りは登るっていう行程があるんですよ。

 この写真の丘の上だもん、車止まってるの。正直54才のオヤジにはしんどい。行きの下りの時なんて、これでペンギンいなかったら目も当てられねぇ~ぞ! って思ってたけど、帰りの足どりの軽いこと軽いこと! こんな体験できたなら、この倍くらいの山道でもいい! って思った。3倍はさすがに勘弁だけど。

 そのくらい心底メロメロになる体験だったなァ~、本当に。でもできれば若い、体力のあるウチにいった方がいいよ、楽だし、感受性も強いうちに。もし金あったら明日にでも行った方がいい! ないなら今から貯めろ! そのために今晩の夕食は抜き! 

 そうするくらいの価値があり、人間の心をとろかす魅力が詰まりまくってるのが、ニュージーランドの大自然体験なのだ!

 さぁ、そんな感動のニュージーランド旅行記も次回が最終回。ニュージーランドのとんでもなくうまい食と酒に味覚中枢も大爆発する話なんで、腹を空かせてまっててくれ!

協力/ニュージーランド政府観光局

取材・文/カーツさとう

@DIME編集部

最終更新:8/11(金) 12:10
@DIME

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