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書を持って、町へ出よう! 書店員が本気ですすめる、旅行・おでかけのお供にぴったりの新書

8/12(土) 18:00配信

BEST TIMES

 読書は通勤や旅行における最高のお供だ。とはいえ、外出先や旅先で読む以上はどんな本でもいいわけではない。サイズはもちろん新書で、できれば内容も旅心をくすぐるものであってほしい。

「本は好きだけど、新書はあまり読まない」という人に向けて、本のプロである書店員の方々にテーマ別の「おすすめの新書」を聞くこのシリーズ。7回目は「外出先や旅行に持っていきたい新書」を紹介しよう。これらの新書を読めば、胸が踊ってワクワクできるはずだ。

 ◆見られた町並みの新たな発見、1人でできるブラタモリ

『地図と愉しむ東京歴史散歩』竹内正浩・著(中公新書)

 街の情景の変化を新旧地図で読み解く人気シリーズの一冊目。文明開化、関東大震災、空襲など、建設と破壊が繰り返されてきた東京には、思わぬところに過去の記憶が残っている。「地下の秘密篇」「都心の謎篇」などシリーズ多数。

☆推薦人:ジュンク堂書店池袋本店 福岡さん
「現代から明治、江戸まで遡った時に、東京の地形がどう変わっているか、ちょっとした名残がどこに残っているのか、というのが本書には詳しく書かれています。古地図と現代地図で比較していくんですけど、これを読みながらフラフラと歩いているだけでも、すごくおもしろい。一人でできるブラタモリ本という感じです。タモリさんに説明する側になった気分で(笑)。本書を読んだ後だと見慣れた町並みも発見の連続で、見え方が変わってきます。この本は人気のシリーズでいくつかパターンがあるので、興味が持てたらぜひシリーズでお楽しみいただきたいです」
 

◆バッタ博士の冒険に心打たれ、知的好奇心をくすぐられる

『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎・著(光文社新書)

 著者は通称「バッタ博士」と呼ばれる昆虫学者。ある日、バッタ被害を食い止めるために単身、アフリカ北西部のモーリタニアへ旅立ったが、それは修羅の道だった。バッタ博士が贈る冒険と苦悩の科学冒険ノンフィクション。

☆推薦人:ジュンク堂書店大阪本店 市川さん​
「この本は筆者自身がバッタ研究のために体験した、冒険と死闘の日々を綴ったノンフィクションです。子供の頃から無類の昆虫好き、とりわけバッタ好きだった筆者が念願のバッタ博士となり、単身アフリカ・モーリタニアの砂漠地帯に赴きます。この地では昔から、バッタの大群が引き起こす農作物被害に悩まされていました。その被害を食い止めるべく挑戦し続けるのですが、60年に1度といわれる干ばつに見舞われるなど、トラブルが続き、研究費も底をついてしまう。このまま調査を続けるかどうかの岐路に立たされるのですが、そこでの筆者の決意とこの挑戦に賭ける執念に心打たれました。文章もユーモアに溢れ、知的好奇心をくすぐられる、最高にワクワクできる素晴らしい一冊です」

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