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甘いものが気分の落ち込みの原因に?

8/12(土) 10:00配信

MEN’S+

気分が落ち込みやすい人は、糖分摂取量を見直したほうが良いのかもしれない。

 気分の落ち込むことが多いあなた。その原因は甘いものかもしれない。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの新たな研究によれば、糖分摂取量が多い男性は、気分障害になる可能性が高いという。 
 
 この研究では、研究チームが7000人以上の被験者の摂食データを最長で22年間にわたって調査。うつ病や不安障害などの気分障害の発症との関係を分析した。この結果、糖質の多い食べ物や飲み物から毎日65グラム以上の糖分を摂取した男性は、39.5グラム以下の男性に比べて、何らかの精神疾患を発症する可能性が23%高かったという。 
 
 現在の米国のガイドラインでは、1日の糖分の摂取量を1日の総摂取カロリーの10%以下にするよう推奨している。しかし、米農務省によれば、このガイドラインを守っているのは米国市民のわずか42%に過ぎないという。残りの58%の人は、平均して毎日105グラムの糖分を摂取しているといい、これは同研究の被験者の上位25%の水準を遥かに超える量だという。 
 
 重大な問題は、糖分が人々の精神衛生に様々な影響を与えるということだ。たとえば、糖分の過剰摂取は脳細胞の成長や発達に役立つタンパク質である脳由来神経栄養因子(BDNF)のレベルを低下させる可能性がある。また、糖分は以前から気分の落ち込みと関連付けられてきた炎症を促進する作用もある。糖分の多い食事は、食後のインスリン反応に干渉し、ホルモンを乱し、気分を落ち込ませるのだ。 
 
 今回の研究は、糖分と気分障害の関連性を調査してきたこれまでの研究をさらに一歩進めたものだ。これまでの研究では、糖分と気分障害の逆因果関係についてははっきりしていなかった。つまり、気分障害を持つ人が単に糖質の高い食べものを好む傾向にあるという可能性もあったのだ。しかし、今回の研究は、この点についても勘案しており、逆因果関係の可能性を排除している。 
 
 「気分障害のリスクに影響する因子はたくさんあります。しかし、糖分の多い食べ物や飲み物を取ることは、すでにあるリスクに決定的なものにしてしまう可能性があります」と、同研究の著者であるアニカ・クヌッペル博士は語る。 
 
 今回の研究では、糖分の摂取を減らすことが気分障害の症状緩和につながるかははっきりしていない。あなたがうつ病や不安障害の症状に苦しんでいるのであれば、まずは医者に相談すべきだろう。 
 
 しかし、将来の精神疾患の可能性を下げたいなら、糖分の摂取量を減らすことに越したことはない。毎日の総摂取カロリーのうち、糖分は10%以下に抑えるようにしよう。余分な糖分を毎日わずか200カロリー、または50グラムを減らせばいいということだ。 
 
 気分が落ち込みやすい時は、糖分摂取を控えたほうが良さそうである。

Men's Health

最終更新:8/12(土) 10:00
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