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関屋記念で浮上する穴馬3頭。キーワードは「巻き返し、3歳、頭打ち」

8/12(土) 8:01配信

webスポルティーバ

 秋のGI戦線に名乗りをあげるべく、歴戦のマイラーたちが集う関屋記念(8月13日/新潟・芝1600m)。新潟・外回りの特徴である600m超の長い直線を使ったこのレースは、夏競馬ではお馴染みの重賞となっている。

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 最大の見どころは、その長い直線で繰り広げられる熾烈な攻防。それを楽しむのはもちろんのこと、同時に“オイシイ“馬券もゲットしたい、というのが本音。そこで、過去の傾向をもとにして“真夏の一攫千金“を企ててみたい。

 ハンデ戦ではなく、また実力を出し切れるコース形態ということもあって、この時期に行なわれる他の重賞に比べると、波乱が少ない印象がある。実際、過去10年で1番人気は3勝、2着3回、3着1回と、まずますの成績を収めている。およそ7割の確率で馬券圏内に入っているのだから、ある程度の信頼は置くべきだろう。

 とはいえ、穴馬の台頭も頻繁に見られる。10年のうち8回は、馬券圏内に6番人気以下の馬が絡んでいる。その中には、12番人気で3着に飛び込んできたマイケルバローズ(2007年)、13番人気で3着となったマイネルスケルツィ(2009年)、10番人気で3着入線を果たしたリザーブカード(2010年)といった例もある。

 1番人気は比較的安定しているが、かといって、決して荒れないわけではない。では、どんな存在が波乱を起こすのか。過去の結果からその傾向を探ってみたい。

 まず、このレースに挑む馬たちの臨戦過程を見てみると、7月下旬のGIII中京記念(中京・芝1600m)から向かってくる馬が多い。同じ左回りのマイル重賞ということもあり、今年も4頭の馬がそこから転戦してくる。

 そして当然ながら、中京記念で好走した馬たちが関屋記念でも上位人気となる。

 ただし、過去の傾向を見てみると、中京記念で上位入線を果たした馬が連続してこの舞台でも好走するケースは意外と少ない。むしろ、中京記念で人気を背負いながら凡走した馬が“巻き返す“という形のほうが目立っている。

 例えば、2012年に5番人気で2着となったエーシンリターンズは、前走の中京記念では4番人気ながら14着と惨敗。2014年の1着クラレント(4番人気)や、同3着のサトノギャラント(6番人気)も、中京記念では前者が2番人気で8着、後者が3番人気で7着と、人気を裏切って馬群に沈んでいた。

 また、関屋記念で人気落ちすることはなかったが、2015年の勝ち馬レッドアリオン(2番人気)も、中京記念では2番人気で8着という結果に終わっていた。

 ならば、今年も中京記念で人気に応えられなかった馬の巻き返しに期待したい。最も魅力を感じるのは、ダノンリバティ(牡5歳)だ。

 同馬は、前走・中京記念(7月23日)では3番人気に推されながら、5着と敗れた。その結果、今回は人気が落ちそうだが、過去の例から見限るのは早計だろう。2走前には、今回とまったく同じ条件のオープン特別・谷川岳S(4月30日/新潟・芝1600m)で2着となっており、コース適性も高い。

 そして何より、この馬は昨年の関屋記念でも2着(7番人気)と奮闘。その際も、中京記念で5着に敗れてからの巻き返しだった。同じ臨戦過程で挑む今回、1年前の再現を果たしてもおかしくない。

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