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Facebookが「北極圏の近く」にデータセンターをつくった理由とは

8/12(土) 13:02配信

WIRED.jp

世界で20億人が使うソーシャルネットワークサーヴィス、Facebookのヨーロッパ初となるデータセンターは、スウェーデン・ルレオにあった。彼らはなぜ、この北極圏に近い小都市を選んだのだろうか? 『WIRED』イタリア版チームが、現地を訪ねた。

大量の機器やケーブルが配された「データセンター萌え」な動画

スウェーデン・ルレオにあるフェイスブックの巨大なデータセンターの寿命を終えたハードディスクドライヴ(HDD)はどうなるのだろうか? その答えを知るべく、わたしたちは北極圏との境界にあるこの小都市に行ってきた。人口は約4万5,000人、ボスニア湾に面する半島に横たわっている。小さな空港があり、港もある。国内5番目に大きな港だそうだ。

そして、モミとカバの森に深く隠れて、300m×100mの建物がある。

都市中心部からクルマで10分。800の小島からなる多島海から離れて内陸へ向かうと、その建物が現れる。巨大で、灰色で、四角い。決して稼働することのなかったスペースシャトルの倉庫か、米ドラマ「X-ファイル」に出てくる秘密の資料保管庫のように見えるかもしれない。しかし、これがフェイスブックの米国以外で初となるデータセンターなのだ。

使用済ハードディスクの運命

莫大なアーカイヴ能力、侵入に対する適切な防御、安定した稼動。データセンターは、ネットワークに接続した「巨大な記憶」のようなものだ。ルレオのデータセンターには、Facebookユーザーが日々アップロードする写真や動画などのデータが詰め込まれている。

あなたのコンピューターに内部記録のスペースがあるのと同じように、データセンターにはほとんど無限と言っていいほどの記憶容量がある。HDDは、それぞれ専用の台に固定されている。巨大で、青く照らされ、常に冷却されているユニットの内部で、素早く取り付けや取り外しができるようにするためだ。過去50年間に世界でつくられた映画をすべて保存するには、装置3台あれば十分だという。

しかし、HDDが古くなりすぎたらどうするのだろうか? HDDは数秒で交換され、古いものは内部にあるすべての情報を修復できないように、その場でズタズタに痛めつけられ、破壊されることになる。この建物から、記憶は外に出ていかないのである。「情報は保存されます。そして、古い記録媒体は完全に破壊されます」と、データセンターの責任者クリステル・ヨンソンは言う。

「また装置は、どんなデータにアクセスするのも不可能なように処理を行う場所まで、金庫の中で保護され安全に輸送されます」。設備の責任者、ヨエル・キエルグレンはそう語った。使い終わったすべてのHDDは、悪魔のような機械の餌食となる。八つ裂きにされ、千枚通しで貫かれ、粉々にされる。素材は分別され、リサイクルされる。

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最終更新:8/12(土) 13:02
WIRED.jp

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