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クリエイティブ部門の「終焉」は近い:失業中コピーライター(56歳)の告白

8/12(土) 8:12配信

DIGIDAY[日本版]

このコラムの著者、マーク・ダフィ(56)は、広告業界辛口ブログ「コピーランター(コピーをわめき散らす人)」の運営人。米BuzzFeedで広告批評コラムを担当していた業界通コピーライターだが、2013年に解雇を通達された。趣味のホッケーは結構うまい。

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世界で3番目に大きな広告ホールディング企業ピュブリシスグループ(Publicis Groupe)は、彼らが有するすべてのエージェンシーにおいて、2018年の広告賞レースへの参加を禁止すると先月のカンヌで発表した。だが、これは「注目してくださぁい!」と叫んでいるプロモーションに過ぎない。外向きのPRとしては一時的に注目を集められるかもしれないが、内部的にはそれより大きなダメージを負う(というか、広告の賞は意味がないので、すべてのエージェンシーがピュブリシスの真似をして止めれば良い)。

それと同時にピュブリシスは、全社的なAIプラットフォーム「マルセル」をローンチする計画を発表した。マルセルは創業者であるマルセル・ブルースタイン-ブランチェットの名前からきている。業界全体はそれに対して「えっと……それ何?」というリアクションで応えた。

ピュブリシスの言い分

CSOであるカーラ・セラーノ氏の(曖昧な)説明によるとマルセルは、ピュブリシスの8万人のスタッフが「さまざまな方法でつながり、共同クリエーションをし、シェアをする」助けとなるらしい。

CCOのマーク・タッツセル氏によると、マルセルは「アイデアに無限の可能性を与えるジャンプ台である」という。何じゃそりゃ、である。

「あらゆる部門間の壁を取り壊すだろう」というのは、グローバルビジネス開発責任者のローレン・ハンラハン氏。そしてCEOのアーサー・サドーン氏に至っては、マルセルは人材をプロモーションすることができ、仕事を奪うようなこともなく、そして業界を変えてしまうと宣言している。良く変わるのか、悪く変わるのかは見どころかもしれない。

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