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ロンドンの日本文化イベント「ハイパージャパン」で『沖縄』と『盆栽』が注目を集めた理由

8/12(土) 7:31配信

@DIME

 7月14日から16日までロンドンでハイパー・ジャパンが開催された。2010年から回を重ねる日本文化イベントで、J-POPなどのステージと食、文化関連のブースが立ち並ぶ。そこに今回は新機軸ともいうべき観光セミナーが加わった。

【写真】ロンドンの日本文化イベント「ハイパージャパン」で『沖縄』と『盆栽』が注目を集めた理由

 今回のセミナーでは和歌山、東京、沖縄の3地区がスライドで紹介された。15ポンド(約2250円)の半日券から43ポンド(約6450円)の3日間券まである入場券を購入しハイパー・ジャパンに来る人はおおむね日本好きだろうが、それにしてもセミナーに集まった人の中に沖縄を訪ねたことのある人が複数いたことに驚いた。(1ポンド=150円として計算)

 そういえば、一昨年、イギリスのキー局の1つチャンネル4で沖縄のドキュメンタリー番組が放映されていた。セレブシェフ、ジェイミー・オリヴァーがヘルシーな食を求め世界を旅する『ジェイミーズ・スーパー・フード』というシリーズ番組中の1回で、沖縄の食を紹介するものだった。

 沖縄に限らず、まだまだ未知の国である日本がイギリスのテレビに登場することは少なくない。昨年はやはりキー局の1つITVでベテラン女優、ジョアンナ・ラムリーが日本の北から南までを行く紀行番組『ジョアンナ・ラムリーズ・ジャパン』が放映されている。オリンピックに向け、力の入れ所となりそうな日本観光、ブースの方では浴衣姿も艶やかな女性達がアピールに務めていた。

 例年通り、その他のブースも盛り沢山。渋いところでは盆栽を並べたブースや日本酒の試飲コーナーがあった。

 盆栽には、意外に若者も足を止めていた。小さな鉢の中にアーティスティックな形の木が生えているのは、他国の人には渋いというより新鮮な驚きかもしれない。

 一方、試飲コーナーはもちろん大人限定。投票用紙を渡され、日本の酒メーカー10社が持ち寄った逸品を試す。投票で好きな酒として選ばれたのは『浦霞禅』。酒初心者向けとしては『澪』、日本料理以外にも合いそうな酒としては『金紋東長』が選ばれた。

 ハイパージャパンでいつもにぎわうのがゲームコーナー。スペースも大きめにとってあり、並べられたゲーム機には入れ替わり立ち代わりプレイヤーが陣取っていた。

 ゲームコーナーの静かな熱気とはまた別種の熱さで、文字通り独特のカラーだったのがファンシーグッズのブース。柔らかな色彩の商品と、それを求める人のファッションが同じ色合いでほとんど保護色、一見どれが品物でどれが人かわからない状態になっていた。

 そして、ハイパージャパンにかかせないのがコスプレイヤー。衣装を競い合うコンテストやショーなど定番だ。会場のタバコ・ドッグは元輸入タバコの倉庫だった建物で、そこにコスプレイヤーがあふれるミスマッチが面白い。

 グレード1建造物として保存されているタバコ・ドッグは、天井の高いレンガ造りの建物で鉄柱などもレトロな感じ。それを背景に凝った衣装のコスプレイヤーがなりきりポーズで写真を撮りあっていた。

 いろいろな髪の色が入り混じるのは人種のるつぼロンドンでは普通の光景だが、加えてピンク、ブルー、紫などウィッグの毛色が混じり、さらにはすっぽりと髪の毛と肌を覆ったムスリムと思われるコスプレイヤーもいて、様々な人種の中にも様々な嗜好の人がいることを実感するハイパージャパンだ。

文/山口ゆかり

@DIME編集部

最終更新:8/12(土) 7:31
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