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東武鉄道に12年ぶりの新駅登場!「東武ワールドスクウェア駅」ってどんな駅?

8/12(土) 9:10配信

@DIME

東武ワールドスクウェア駅は、9時18分から18時18分までの時間帯に限り、特急〈きぬがわ5・4号〉を除くすべての列車が停まる。

【写真】東武鉄道に12年ぶりの新駅登場!「東武ワールドスクウェア駅」ってどんな駅?

東武鉄道は創立120周年を迎え、500系Revatyや70000系のデビュー、SL復活など、例年以上に話題が多い。2017年7月22日に、東武鉄道では2005年8月24日の流山おおたかの森駅以来、12年ぶりに開業した東武ワールドスクウェア駅もそのひとつ。栃木県日光市鬼怒川温泉大原にある同名のテーマパークの最寄り駅である。

以降、東武ワールドスクウェア駅を「新駅」、東武ワールドスクウェアを「テーマパーク」と表記する。

■テーマパークの最寄り駅 

テーマパークは、1993年4月24日に開園。最寄り駅は鬼怒川線の小佐越駅から徒歩(約8分)、もしくは鬼怒川温泉駅から路線バス利用(約5分、大人運賃210円)で、利便性については“微妙”といえた。

東武鉄道は2016年11月25日、日光・鬼怒川地区の観光地としての回遊性を高め、利便性向上を図るべく、テーマパーク入口付近に新駅の建設を発表していた。

新駅は1面1線。ホームは半径400メートルのカーブに設けられ、幅も狭い。見通しが悪いので、ホームには車掌用の監視モニターが随所に設けられ、肉眼では見にくい箇所をカバーしている。また、列車接近時にはテーマパークの楽曲が流れ、乗客に注意喚起を図っている。

駅舎は鬼怒川温泉駅寄りに建てられ、多機能トイレ、スロープ、簡易交通系ICカード改札機を設置した。交通系ICカード(PASMOやSuicaなど)を持っていない人はオレンジ色の発行機から乗降車駅証明書を取り、車内もしくは下車駅で精算する。

新駅の不便な点は、特急停車駅なのに券売機がないことで、特急券を購入できないほか、交通系ICカードのチャージもできない。東武社員にきいたところ、特急券は鬼怒川温泉駅か下今市駅で購入とのこと。復路の特急券は事前に購入したほうがよさそうだ。また、往路の特急券は「乗車駅―新駅間」を買うことができないので、下りは「乗車駅―鬼怒川温泉間」、上りは「乗車駅―下今市間」を購入するとよい。

なお、テーマパークのチケットブースでも、新駅に停車する特急の特急券、SL〈大樹〉の座席指定券、一部の普通乗車券を発売している。しかし、東武日光始発の特急券を購入できないのが難点だ。例えば、「新駅17時11分発の各駅停車下今市行きに乗り、終点で特急スペーシア〈けごん44号〉浅草行きに乗り換えたい」といった場合、当該列車の特急券は出かける前などに最寄りの駅券売機か窓口で購入、もしくは、東武携帯ネット会員向けの「特急券チケットレスサービス」利用のいずれかを選択したほうがいいだろう。

■当面のあいだ一部区間で割引運賃を設定

新駅は小佐越駅から0.7キロ、鬼怒川温泉駅から1.8キロ(いずれも営業キロ)のところにある。開業にあたり、運賃は「当面のあいだ」という注釈つきで乗車駅―小佐越間と同額になった。詳細は表を御参照いただきたい。

やっかいなのは新駅―鬼怒川公園間だ。同区間は3.9キロに対し、小佐越―鬼怒川公園間は4.6キロである。交通系ICカードで新駅―鬼怒川公園間に乗車すると、本来144円のところ165円引かれてしまう。東武では同区間乗車の際、普通乗車券の購入をお願いしている。

■テーマパークのシンボルといえる東京スカイツリー

話題をテーマパークに変えよう。

ここは世界の有名建造物102点を25分の1の縮尺(ミニチュア)で再現し、“時空を超えた世界一周の旅”を楽しめる。コースは現代日本ゾーン、アメリカゾーン、エジプトゾーン、ヨーロッパゾーン、アジアゾーン、日本ゾーンの順にまわってゆく。

目玉と言えるのは、現代日本ゾーンにそびえたつ東京スカイツリータウンだろう。2010年4月24日から展示され、ミニチュアの東京スカイツリーは高さ約26メートルを誇る。無論、すべての展示物ではもっとも高い。

付近には東京駅があり、開園当初から開業当時の姿で展示されている。開園当時の東京駅は戦災復旧後の姿で営業していたが、のちにJR東日本は復原工事を実施した。

ミニチュアの東京駅を発着する列車は、200系2階建て車両連結の〈やまびこ13号〉盛岡行きと中央線201系で、いずれも6両編成。車両性能も実車最高速度の25分の1程度にしたものと思われる。

日本ゾーンでは、新駅開業に合わせ500系RevatyとSL〈大樹〉が登場。100系スペーシアとともに、日本の原風景を快走する。その中にカールおじさんたちがカールをおいしそうに食べる姿も。残念ながら中部地域以東の販売終了が決まったが、将来の全国販売再開を待つ人は多いと思う。

向かい側には、熊本城がそびえたつ。熊本地震で実物が大きな被害を受けただけに、このミニチュアを見ていると、よみがえった姿に映る。

「世界の遺跡と建築文化を守ろう」をテーマに開園してから24年。娯楽のほか、学校の遠足や社会見学にうってつけの場として、これからも“世のため、人のため”に役立つ大きな存在であり続けるだろう。

取材・文/岸田法眼

@DIME編集部

最終更新:8/12(土) 9:10
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