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フェラーリ2000台を診た日本人が語り尽くす「赤の真髄」 だから人はこの車に魅せられる

8/12(土) 14:00配信

現代ビジネス

 男なら一度は憧れるスポーツカーの最高峰・フェラーリ。熟練の職人がハンドメイドで仕上げる「赤い跳ね馬」は、圧倒的性能を誇る一方で扱い難さも天下一品だ。フェラーリを骨の髄まで知り尽くし、今夏『フェラーリ・メカニカル・バイブル』を著した日本屈指のメカニックが、めくるめく鋼鉄の迷宮へとご案内する。

「ロールス・ロイスとセット売り」の時代

 私のキャリアは平成の年号とともにあり、フェラーリのメカニックを生業として、29年になろうとしている。その間、整備や修理、サーキットメンテナンスなど、触ったフェラーリの数は、のべ2000台超を数える。

 今までの人生の半分以上はフェラーリのメカニックをやっていて、そのうちの半分くらいの時間は仕事しているわけだから、人生の4分の1はフェラーリをバラしたり組み立てたりに費やした計算だ。

 学生生活が終わっていきなり強烈な時代のなかに放り出されたことが、私のフェラーリ人生の始まりだった。バブル真只中の1990年、新卒でフェラーリのディーラーに入社した。当時は、328最終型が新車で入手できるかどうかギリギリで、348デリバリー開始、テスタロッサ、F40が継続生産中。412は生産終了していたが一応カタログには載っていたという、そんな時代のこと。

 いきなり思い出話で恐縮だが、当時のフェラーリが日に日にといってもよいほど、価格が高騰していくさまは凄かった。ディーラーの新車が一番安く買えて(といってもロールスとかとセット売りだったから、結局のところ支払い総額はかなりのものだ)、とくにF40は、新車が納車された直後に転売すると1億円は儲かってしまうという異常さだった。が、現在フェラーリの認知度が以前より上がっているのは、この時代のおかげとも言える。

 その後、フェラーリを扱う工場3社で修業し、2007年末からは、アリアガレージにて工場長という立場でフェラーリを触り続けている。アリアガレージは、スーパーカーを専門に販売・修理する総勢16名の会社である。詳しくはホームページをご覧いただきたい(http://www.ariagarage.com)。

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最終更新:8/12(土) 15:35
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