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コンビニ3社のフライドチキン、「熱戦」の構図

8/12(土) 6:00配信

東洋経済オンライン

 コンビニのレジ横に並ぶカウンター商品の中でも、年間を通じて大人気なのがフライドチキン。専門店よりも低価格ながら、店内調理で揚げたてを味わえるのが人気の秘訣だ。各社とも毎年のように商品を強化し、「チキン戦争」が繰り広げられている。

【写真】ファミチキにかぶりつく元社長の上田氏。畜産畑を歩んだ「肉のプロ」ならではのこだわりがあった

 中でも最近好調なのがローソンの「Lチキ」だ。商品本部の橋本拓也氏は笑顔でこう語る。「Lチキはリニューアル後、想定以上に売り上げが伸びている。10~30代の若い世代を中心に支持されており、男性のみならず女性のお客様にも購入していただけている」。

 Lチキは6月27日にリニューアルして以降、販売数が倍増した。現在、1店舗で1日平均30個を売り上げており、カウンター周りにある揚げ物商品の中では「からあげクン」(平均50個)に次ぐ販売数になっている。

■Lチキのリニューアルは成功したが・・・

 Lチキは以前と比べてどう変わったのか。今回のリニューアルにおける一番のポイントはボリュームの増量だ。

 従来のLチキは80グラムだったが、これを110グラムに大幅増量。「消費者の方から『より食べ応えのあるLチキが食べたい』という要望が多く、今回のリニューアルで反映した」(橋本氏)。増量した点を踏まえ、価格も税込み130円から150円に引き上げた。

 味付けも一新した。以前は「レギュラー」と辛口の「レッド」を展開していたが、今回のリニューアルではスパイスなどを見直している。「旨塩チキン」は岩塩を使用し、さっぱりとした味に特徴がある。「旨辛チキン」はチリペッパーと唐辛子を使用し、辛さが際立つ商品に仕上げた。

 Lチキの販売は順調に伸びているが、開発を担当した橋本氏はこう本音を吐露する。「フライドチキンと言えばLチキ、という認知はまだまだ進んでいない。正直『ファミチキ』の存在感は大きい…」。

 競合も一目置くファミチキは、まさにファミリーマートにおける横綱級の商品だ。Lチキと同じ骨なしチキンで、「サイ」と呼ばれる鶏の腰に当たる部位を使用し、サクサクッとした衣の食感に特徴がある。昨年6月には10周年を迎え、現在までの累計販売数は10億個を突破。20~30代男性から圧倒的な支持を受けている「王者」なのだ。

 「かつてコンビニで販売していたチキンといえば、ドラムという脚部分の骨付き肉が主流だったが、食べにくいという声があった。そこで骨がなく手軽に食べられる商品を開発しよう、というのがファミチキ誕生のきっかけだった」。商品本部の島田奈奈ファストフーズ部長はそう説明する。

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