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イデコ 専業主婦なら元本確保型商品での運用は意味がない

8/13(日) 16:00配信

マネーポストWEB

「iDeCo(イデコ)」の呼び名がつけられたことから身近になった「個人型確定拠出年金」。老後資金の不足分を月々積み立てて長期運用する、いわば自分で作る年金で、働いていて所得税・住民税を納めている人なら、掛け金が全額所得控除されるのが大きなメリットだ。それでは、運用商品はどう選べばよいのか。

 イデコで商品の大半を占めるのは、投資信託。ある程度のリターンが期待できるものなので、値動きはある。一方で、どの金融機関にも、元本確保型商品が1本以上は用意されている。石橋を叩いて渡る慎重派にも対応しているのだ。

「ただし、納税していない専業主婦が、定期預金などの元本確保型の商品での運用を選ぶ場合は注意が必要!」と年金のプロで社会保険労務士の井戸美枝さん、NPO法人確定拠出年金教育協会の理事でファイナンシャルプランナーの大江加代さんが釘を刺す。

 というのも、口座手数料は定期預金の利息ではカバーできず、手数料分損するからだ。

 所得税や住民税を払うほど稼いでいるパート主婦や会社員ならば、掛け金が所得控除になる節税メリットだけで手数料分をまかなえるのだが、納税をしていない専業主婦では、所得控除のメリットを享受できない。

 せめて投資信託で投資すれば、運用益非課税のメリットが生かせる。つまり専業主婦の場合、イデコに加入するなら、投資信託で積み立て投資をしないと入る意味がないといってもよさそうだ。

「積立できる金額が限られているなら、専業主婦の場合、自分が加入するより先に、夫や稼ぎのある子供に加入させ、家族全体で節税する方がいいでしょう」(井戸さん)

  定期預金のような元本確保型商品は、60才間近になって増えた資産をより安全な運用に切り替えるのに有効だ。

「若い世代なら、やはり投資信託を選んだ方が、イデコのよさを生かせます。投資は常にリスクがつきまとうものの、3%程度の利回りなら、さほど難しい目標ではありません。金融機関の提供しているリスク許容度診断などを活用して自分に合ったスタイルを見つけましょう」(大江さん)

 とはいえ、どんな商品を選んだらいいのかわからない。そんな時、いちばん簡単なのは、“バランス型”というパック商品だろう。

 バランス型とは、株と債券がすでにセットになっている商品で、その中でも、債券70%・株30%の安全型から、株と債券が半々の安定型、株70%・債券30%の成長型までさまざまある(商品によって割合は異なる)。自分がとれるリスクに応じて、株と債券の比率を考えるといいだろう。

※女性セブン2017年8月17日号

最終更新:8/13(日) 16:00
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