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テキスタイルから手がける服作りで注目の、「ミナ ペルホネン」って? [おとなスタイル]

8/13(日) 10:00配信

講談社 JOSEISHI.NET

テキスタイルから手がける服作りに世界中が注目する「ミナ ペルホネン」。
他にはないデザイン、夢のような独特の世界観に、可愛いもの好きのおとななら、誰もが虜になってしまう。今回、プレスの森 祐子さんに、“おとな可愛い”として支持される理由を聞いてみました。

装いはいつも思いきりドラマチックに

「デザイナーの皆川はいつも、テキスタイルのデザインには“空想”を込めるといいます。特別な日の1点ではなく、特別な気分になれる日常着を、と」
そう語る、プレスの森祐子さん。流行に左右されず、長く愛着を持って着たい人に向けて丁寧に作られた服は、買う人にとって、大切な1着になる。
「30代で手にとったものが、10年経っても着られるので、ミナ ペルホネンには、20代の方も60代の方も年齢を問わず来て下さる。お客様が、とても幅広いんです」
20代にも、60代にも似合う可愛さとは、懐が深い。森さんが着るコートも、まるで妖精のような愛らしさだ。
「何を可愛いと思うかは人それぞれですが、私が欲しくなる可愛いものは、“手にとったときに心が喜ぶもの”。装いはいつも思いきりドラマチックでありたいと思います」

しかし、可愛いものこそ、年とともにバランスが難しくなる。痛いおとなにならないためのコツはどこに?
「たぶんそれは、ちょっとした更新、“今年の私”に似合っているかどうかではないかと思うんです。たとえば、私はシャネルの赤い口紅とネイルが大好きで毎年買っていますが、同じ赤でも、少しずつ色が違う。“今年の私”に似合う赤も変わっているはずです。だからいつも違うお店で、カウンターの若い方に『私に似合う赤は?』と聞きながら、赤の幅を広げるようにしているんです――とはいえ、好きな服を堂々と着ている人は、痛い、痛くないなんて超えています。私は街中で可愛い老婦人とすれ違うと、『素敵ですね!』と声をかけてしまいます。年齢なんて関係ない。好きな世界を持っている人は、かっこいいです」

ニット好きの森さんが溺愛するのは、ニットデザイナーで陶芸家のジェーン・ウィラーのもの。「大好きすぎて、手洗いしながらもう8年以上着ているのでスパンコールがカールしてウロコのようになってきましたが、それもまたきれい。まだこれからも着るし、穴が開いたら繕ってでも着ます」

■Profile
mina perhonen(ミナ ペルホネン)プレス
森 祐子さん
大学卒業後、編集者を経て、皆川明さんの著書に感銘を受け、ミナに入社。最近は、ドナテラ・ペリーニ×ミナ ペルホネンのコラボバングルがお気に入り。





『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
撮影/森本洋輔