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貴社の会議は「世間話」か? グダグダを一気に変える「数字」の使い方とは

8/13(日) 12:20配信

NIKKEI STYLE

 ビジネスの現場は数字であふれています。会社の業績、給与、営業企画、目標設定、進捗状況など、ビジネスの現場は数字が基本になっています。「数字は苦手」という人もいますが、誰もがそれらの数字を意識しながら、仕事をしているのです。

 そして、「数字に強くなる」のは、仕事ができるビジネスパーソンの必要条件ですが、「話し上手」になる道でもあるのです。数字を示しながら、会話をすれば見えないものが見え、普通では伝わらないことが、明確に相手に伝わります。今回は「数字」を味方にする話し方について解説していきます。

 むき出しの数字自体には大した説得力がありません。だから、全体の中でどれぐらいの割合を示すのかを意識しながら話を進めましょう。その数字が属する全体の数字はどれぐらいなのかを考えることが必要です。

 たとえば「売り上げが不振で困っている」「大変だ」では、世間話のレベルです。こういう漠然とした議論では「とにかく数字を上げよう」と気合が入る人や、「営業は何をやっているんだ」と責任転嫁をする人、「販促チームには任せられない」と不平不満を語る人などが現れがちです。数字を示さない会話では、事態を打開してプラスに転じる発言が、なかなか出てこないのです。

 一方、数字を示すと、「トップシェアを握っているS社の売り上げが前年に比べて10%落ちています。わが社は5%ダウンです。ライバルのD社の売り上げも5%ほど落ちています。これは業界全体を活性化させる策を講じなければいけないということを意味しているのではないでしょうか?」「同感です。では、こんな案はどうでしょうか?」と、言葉のキャッチボールが始まります。数字の持つ具体性がリアルな提案を呼び込むのです。

 あるいは「3カ月以内の売り上げアップを死守しますが、3年、5年先を見据えて営業計画を見直すべきです」「そうだ。もっとスピーデイーに動かないといけない」などという議論が進むかもしれません。先の会話とは異なり、愚痴や責任転嫁、不平不満のたぐいが消えています。それは数字が問題点をクリアにしてくれるからでしょう。はっきりした課題に議論が集中するのです。そこにいる人たち全員が課題について真剣に考え、知恵を絞り、共感や協調を得ながら、団結心も生まれる。数字をきっかけに、そんな実のある会話が展開されます。

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最終更新:8/13(日) 12:20
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