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日本のトップクリエイターが集結!ひみつ道具と現代アートがつながった『THE ドラえもん展 TOKYO 2017』の見どころは?

8/13(日) 18:10配信

@DIME

6年前、初めて小学館に足を踏み入れた。その時に、元小学館の編集者N氏が色々な部署を案内してくれた。そのなかで印象に残ったのが「ドラえもんルーム」

【写真】日本のトップクリエイターが集結!ひみつ道具と現代アートがつながった『THE ドラえもん展 TOKYO 2017』の見どころは?

詳しくは分からないが、ドラえもんを扱うためだけの部署ってことなのだろう。無数のコンテンツを保有する小学館だが「やっぱり、ドラえもんは別格なんだ」と思い知った日であった。

ドラえもんも人並みに好きではあるが、それ以上に作者の藤子不二雄に思い入れがある。その発端は『まんが道』にまでさかのぼる。藤子不二雄Aが描いた自伝的漫画の金字塔。藤子・F・不二雄との出会い、そして共作の日々を描く。

ビートルズを作り上げたレノン=マッカートニー、フリッパーズギターの小沢健二・小山田圭吾のように切磋琢磨し、漫画を描き続ける、ずっと、ずっと、ずっと。

純しか存在しない青春、友情、情熱がたぎる世界観は美しい。『まんが道』を読んで、藤子・F・不二雄と藤子不二雄Aに想いを馳せない人はいない。これは断言しちゃう。

藤子・F・不二雄が描いたといえど、藤子不二雄っていう一種のバンド的なユニットの最高傑作がドラえもん! なんだと僕は認識している。

「イエスタデイ」の作詞作曲をすべてポール・マッカートニーが書いたとしても、レノン=マッカートニーとしての名曲であるように。

「恋とマシンガン」の作詞作曲をすべて小沢健二が書いたとしても、Double・K・O・ Corporationとしての名曲であるように。

御託(ごたく)はさておき7月31日、僕は六本木ヒルズにあるアカデミーヒルズにいた。

2017年11月1日(水)から2018年1月8日(月・祝)まで、六本木・森アーツセンターギャラリーで開催される『THE ドラえもん展 TOKYO 2017』の記者発表会に参加したのである。

村上隆、奈良美智、会田誠、蜷川実花、増田セバスチャン、しりあがり寿と日本のトップクリエイターとドラえもんのコラボは必見。会場には多くのメディアが押し寄せた。

展示会の概要説明が終わると、映像コメントのコーナーへと移る。最初に流れたのは、きゃりーぱみゅぱみゅのアートディレクションで著名な増田セバスチャン氏。

「人生で一番初めに影響を受けた作品なので、僕を誘ってもらわなきゃ困る」と熱いコメントを残す。

続いて流れたのは、日本の現代美術作家を代表する村上隆氏。作品制作には相当苦労したと話す。「縦3m横6mの巨大な作品を作るにあたり、モチーフとして藤子・F・不二雄先生本人をいれたらオリジナル性が出てきた」

「テーマの中心には虚空(何もない空間)があり異次元。それに想いを巡らすことを拒絶する」と続く。

小休止を挟んだのちに、本展示を監修する山下裕二氏と参加アーティストしりあがり寿氏、西尾康之氏の鼎談(ていだん)へ。

作家2人は何よりもドラえもんが自由に使えることがうれしい様子。西尾氏は「相撲協会とドラえもんは難攻不落ってことは、業界でも有名なんです」と話す。

確かに、藤子・F・不二雄が描いたドラえもんの絵を自由にコラージュできる機会などそうそうない。この展示はアーティストの夢も叶えているんだ、ドラえもんのひみつ道具のごとく。

最後、質疑応答にて「欲しいひみつ道具はありますか?」と聞いてみた。

山下氏、しりあがり氏は「想像したものがすぐ書けーる、みたいな道具が欲しい」と答える。西尾氏は「ひみつ道具は、人の欲望を表現したもの。僕はウソ800が欲しいかな」という。

以前、村上隆氏が「現代アートとは、資本主義や戦争が行われている状態で生きている事を表す」と書いていた。

そういった意味では、人の絶え間ない欲望を表すことも現代アート。ひみつ道具と現代アートが線で繋がり、この展示のテーマが見えた気がする。

欲望。

豪華アーティスト大勢参加する「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」楽しみで仕方ない。

「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」、僕ならどう宣伝するか?

正直言って、超ウルトラメジャー級の展示。僕がどーこー言わずとも成功するだろう。これは断言しちゃう。

文/ヨシムラヒロム

@DIME編集部

最終更新:8/13(日) 18:10
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