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スキルアップに給付金 講座数や金額などさらに拡大へ

8/14(月) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 娘の恵はもともと自分磨きが大好き。最近、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ母親のように、何か資格を取ることを考え始めたようです。ただ、資格を取得するにはお金がかかるのが一般的。何とか負担を軽くする手段はないものでしょうか。
 恵 最近、ずっと残業ばかり。忙しいとかえって時間をみつけて、自分磨きの勉強をしたいなって思っちゃう。ママみたいに何か資格を取ろうかな。

良男

 恵は偉いなあ。父さんなら、忙しいときはビール飲んで寝たくなるだけだが。

幸子

 資格取得の費用の一部を負担してくれる仕組みがあるわよ。雇用保険の加入者が、厚生労働大臣が指定する講座などで勉強したとき、受講料の一部を給付してくれるの。

 知らなかったわ。

幸子

 給付制度は2つ。まず「一般教育訓練給付」という仕組みから説明するわね。かかった費用の20%、上限10万円まで負担してくれるの。英語やパソコンのスキル向上、ファイナンシャルプランナーや社会保険労務士の資格取得など、4月時点で1万以上の講座が対象よ。

 対象の講座かどうかはどうやってわかるの?

幸子

 講座を運営する資格学校などで対象かどうか確認できるし、厚生労働省のホームページでも検索できるわ。

良男

 便利だな。父さんでも使える制度なのかい?

幸子

 雇用保険の加入期間が3年以上の人のうち、在職者か退職後1年以内の人であれば利用できるわ。最初に使う場合は1年以上でいいので、新入社員も2年目からは使えるわね。ただし、一度使うと次に使うときまでは3年以上、間をおくことが必要よ。ここ数年、年に11万~12万人程度が給付を受けているわ。1人当たりの平均受給額は3万円台後半よ。

良男

 父さんも何かやるぞ!

幸子

 講座をきちんと修了し、教育機関から修了証明書などをもらわないと給付金は出ないわよ。最後までやりきる自信がないと駄目ってこと。

良男

 えっ……。自信がないので、ちょっと考えるよ。

 もう一つの制度は?

幸子

 時間をかけて専門的な資格や知識を身に着ける人向けの「専門実践教育訓練給付」よ。2014年度から始まった制度で、受講費用の40%、上限で年32万円が給付されるわ。例えば2年間の講座なら上限は計64万円なので、大きな支援となるわね。しかも修了後に資格を取得し、かつ1年以内に就職すれば受講費の20%、上限年16万円を上乗せでもらえる利点もあるの。

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最終更新:8/14(月) 7:47
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