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九州北部豪雨・緊急支援のNPOスタッフが振り返る

8/14(月) 12:22配信

オルタナ

2017年7月5日から、九州地方北部で発生した記録的豪雨による被害。道路の損壊や土砂災害が相次ぎ多くの人が避難生活を余儀なくされ、死者は36人にも及びました。豪雨が発生した直後から、現地では自衛隊や災害ボランティアによる懸命の救助や支援活動が行われてきました。被害の大きかった福岡県朝倉市に入り、1週間にわたり支援活動を続けたNPOのスタッフに、緊急支援の活動内容を聞いた。(JAMMIN=山本 めぐみ)

豪雨発生の翌朝に出動

災害や貧困の地域を訪れ、緊急支援や復興支援を行なっている認定NPO「ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ)」(広島)。これまでに28の国と地域で支援活動を実施してきました。お話をお伺いしたのは、PWJスタッフの西山良太(にしやま・りょうた)さん。豪雨発生の直後から、被害の大きかった福岡県朝倉市を中心に、1週間にわたり緊急支援活動を続けました。

福岡と大分を中心に、記録的な豪雨が発生したのは7月5日。被害の大きさに、同日深夜には出動を決定したといいます。

「レスキューチーム8名、災害救助犬2頭の出動を決定し、6日朝に緊急支援用ヘリコプターで現地入りを予定していたが、雨がひどく、悪天候のために断念。PWJ本部のある広島県神石高原町から、陸路で朝倉市を目指し、昼過ぎに現地に到着した」。出動当時の様子を、そう振り返ります。

着の身着のまま逃げてきた避難者に、少しでも安心を

被害の大きかった朝倉市の杷木(はき)地区で聞き取り調査をすると「着替えがない」、「歯ブラシやウェットティッシュなど衛生用品が足りていない」という声が聞かれました。

「みんな最低限の荷物だけ持って避難所に逃げてきたような状態。雨でずぶ濡れになった服のまま過ごしている人もいた」と話します。

避難所となった学校では、体育館の運動用マットに横になっていた被災者たち。「体が痛い」という声も聞かれたといいます。PWJが企業から提供を受けたマットレスや肌着、靴下を配布すると、避難者の顔に安堵の表情が浮かびました。

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最終更新:8/14(月) 12:22
オルタナ

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