ここから本文です

心臓に問題がない人も要注意! 週55時間以上の労働は心臓に大きなリスク

8/14(月) 7:20配信

MEN’S+

 「オフィスで過ごす時間がかなり長い」そんな自覚がある人はご注意。失っているのは、自由な時間だけではないかもしれない。欧州心臓学会の機関誌「ヨーロピアン ハート ジャーナル(European Heart Journal)」に掲載された新たな研究によれば、長時間労働は心房細動のリスクを増加させる可能性があるという。 
 
 この研究では、8万5000人の就業者を対象に週あたりの労働時間を調査。この結果、毎週55時間以上働く人は、週の労働時間が35~40時間の人に比べて、10年以内に心房細動と診断される可能性が42%高かったという。 
 
 さらに、心房細動の診断が下された患者のうち9割は、以前から心臓に持病があった人ではなかったという。これは、心房細動リスクの増加が、もともとの心臓の問題ではなく、長時間労働によりもたらされたことを示唆している。 
 
 不整脈とも呼ばれる心房細動は、心臓上部の2つの小室(いわゆる心房)が下部の2つの小室(いわゆる心室)との連携に異常をきたしたときに起こるものだ。心房の不規則な動きにより、血液が溜まり、血栓ができれば、脳卒中を引き起こすこともある。また、心房細動には、心臓の機能を低下させ、心不全のもたらすリスクもある。

 心房細動を患う人には、自覚症状がない場合もある。しかし、心房細動がある人は、急な動悸や息切れ、体のだるさ、疲労、めまいなどをしばしば報告する。 
 
 今回の研究では、正確にどれだけの労働時間が心房細動をもたらすかについてははっきりしていないが、研究者たちは長時間労働が自律神経系に悪影響を及ぼし、心房細動のリスクを向上させると考えている。また、長時間労働と同様に、ストレスに関連する問題も不整脈の引き金になる可能性がある。 
 
 長時間労働をする人が、肥満や喫煙、運動不足、過度のアルコール摂取など、より一般的な危険因子を抱えている傾向にある可能性もあるだろう。しかし、これらの危険因子を持っている割合は、長時間労働者が一般の人に比べてわずかに高いだけに過ぎない。 
 
 とはいえ、同研究によれば、絶対リスクという観点では、長時間労働者の心房細動リスクが顕著に高いというわけではないという。

Men's Health

最終更新:8/14(月) 7:20
MEN’S+

記事提供社からのご案内(外部サイト)

メンズクラブ

ハースト婦人画報社

2014年12月号
2014年10月24日発売

特別定価:810円

『メンズクラブ』は35歳中心の男性に向け、
リアルに使えて本当に似合う情報を
男性文化の薀蓄をもって提案する
使えるラグジュアリー読本です!