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日本支社に放り込まれる外国人上司の悩み

8/14(月) 9:15配信

プレジデントオンライン

職場の上司がはじめて外国人になる――。そのとき、「どうしよう」と悩むのは、日本人だけではありません。外国人上司も同じように悩んでいます。彼らの「悩み」を解決できれば、自分たちの「悩み」も解決するはずです。「エクスパット」と呼ばれる日本駐在の外国人たちは、どんなことに困っているのか。専門家に聞きました。

 会社で人事異動があり、外国人の上司がやってくることになった。あるいは仕事で、外国人エグゼクティブと付き合うことになった……こんなとき、多くの日本人は「英語が話せるか? 」という心配で頭がいっぱいになってしまうのではないだろうか。

 「でも日本人の心配事なんて、それくらいでしょう? 」と笑うのは、“仕事の英語パーソナルトレーナー”である河野木綿子氏だ。「『英語を話さなくちゃ! 』という強いプレッシャーがあるかもしれませんが、プレッシャーはお互いさま。実は日本にやってくる外国人上司たちのストレスは、そんなものではないんです」(河野氏)

 彼らは、どんなストレスを抱え、何に悩んでいるのか。円滑なコミュニケーションを図るには、どんなところに気をつければいいのだろうか。前回の「外国人上司への“失礼”を避ける会話のコツ」(http://president.jp/articles/-/22785)に続き、外国人エグゼクティブとスムーズにコミュニケーションをはかるための心構えやテクニックを、河野氏に聞いた。

■「エクスパット」とは? 

 グローバル企業の社員で、海外支社などに派遣され、長期滞在している人たちのことを「エクスパット」と呼ぶ。言葉も文化も異なる日本に来るのは、日本語ができないエクスパットにとって大きな負担だが、それでも来日するのには理由がある。彼らは本国でのポジションよりも高い地位と給料を与えられる代わりに、日本という国で実績を上げること、自分自身の実力を発揮してみせることを求められる。

 「彼らは、大変なプレッシャーにさらされながら日本にやってくるわけです。私が長年いた医療機器や製薬業界においては、日本は世界第2位のマーケットです(1位は北米)。その世界第2位の市場に送り込まれて、業績を上げることを期待されています。『やってみろ、能力があるなら発揮せよ』と。こう言われて日本に来て、もし成功すれば、本国でいいポジションが用意される。つまりキャリアパスですね」(河野氏)

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