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輝く粘液で虫をキャッチ! 食虫植物ドロセラの美しさ

8/14(月) 8:00配信

NHKテキストビュー

虫から養分を吸収する食虫植物。不気味で妖しげな印象をもっていませんか? 涼しげでジュエリーのように輝くもの。可憐な花を咲かせるもの。芸術的な葉が魅力的なもの。姿は個性的ですが、じつはとても美しい植物です。本稿では、数ある食虫植物の中から、ドロセラの魅力をお伝えします。ナビゲーターは食虫植物愛好家の木谷美咲(きや・みさき)さんです。



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和名では「モウセンゴケ」と呼ばれ、おなじみの食虫植物。世界の温帯から熱帯、寒帯にかけて広く分布し、日本にも自生しています。種類により草姿はさまざまですが、どれも葉から分泌した粘液で虫を捕らえます。



ドロセラには夏が見ごろのものと、冬に見ごろを迎えるものがあります。ここでは「夏型」と「冬型」と呼び大別しました。「夏型」は、春から秋にかけて生育旺盛で、冬に休眠または生育が緩慢になるタイプです。一方「冬型」はその逆で、秋から春にかけて生育旺盛になり、夏に休眠または生育が緩慢になります。冬型は数が少なく、一般に入手が難しいのですが、最近人気が高まっているので、今後は変わってくるかもしれません。


■輝く粘液で虫をキャッチ!


キラキラの正体は、葉に生えた腺毛から出る粘液。粒状で虫にはわかる匂いがあり、消化液を出す。虫を粘りつけて捕まえて吸収する。粘液の輝きは、日中よりも夜から早朝にかけてが美しい。



ドロセラ・トレイシーとフィリフォルミスの交配種

●モウセンゴケ科 モウセンゴケ属



北アメリカ東部から南東部にかけて広く分布するトレイシーの白花とフィリフォルミス「フロリダ オール レッド」の交配種。線状の葉が特徴。草丈は10~30cm(写真は25cm程度)。初夏から夏に薄ピンク色の花が咲く。花のつき方や形はカペンシスに似る。





ドロセラ・オクシデンタリス

●モウセンゴケ科 モウセンゴケ属



オーストラリア南西部に分布。小型のモウセンゴケ「ピグミードロセラ」の仲間。株の直径が1cm弱で群生する。初夏に花を咲かせ、晩秋に株中央に多数生じるムカゴでふえる。草丈は1cmに満たない。





■『NHK趣味の園芸』2017年8月号より

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