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ジーターは新生マーリンズに「44歳イチロー」の居場所をつくるのか

8/23(水) 8:00配信

webスポルティーバ

 MLBの各チームの残り試合数は40を切り、レギュラーシーズンは終盤に差し掛かっている。プレーオフ圏内のチームがラストスパートを目論む中、ポストシーズン進出が難しくなったチームは、早くも来季に向けての準備を整え始めている。

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 ナショナル・リーグ東地区の4位で、ワイルドカード争いでも12位に沈むメッツは、この1カ月の間にジェイ・ブルース、カーティス・グランダーソン、ニール・ウォーカー、ルーカス・デューダといった実績あるベテランを次々と放出した。

一方で、8月18日からのメッツとの3連戦を2勝1敗で勝ち越し、ワイルドカード獲得まで6.5ゲーム差(5位)に迫ったマーリンズは、判断の難しい位置にいる。プレーオフ進出への望みを残してはいるものの、球団の身売り問題でチームの周囲は揺れ続けているのだ。

 8月11日、実業家のブルース・シャーマンと元MLBのスーパースターであるデレク・ジーターを中心とするグループが、マーリンズを買収することで合意したことが報道された。譲渡額は12億ドル(約1300億円)。これが正式に決まれば、ジーターが編成部門のリーダーになり、チーム作りを担当すると見られている。チーム創設から24年のうち18年のシーズンで負け越してきた“弱小球団“は、ようやく新時代へと足を踏み出すことになった。

 新生マーリンズは、まず主砲ジャンカルロ・スタントンの処遇という難しい決断を迫られることになる。スタントンは8月20日までの16試合で12本塁打と大爆発して、ここまでメジャートップの45本塁打を放つなど好調だ。しかし、2014年11月に結んだ13年3億2500万ドル(約377億円)という途方もない契約がチームに重くのしかかっている。

「それぞれのチームに適した給料総額がある。ひとりの選手の給料がペイロールの半分を占めてしまうようなら、チームは編成できない」

 メッツとの3連戦中、ドン・マッティングリー監督はそんな言葉を残した。マーリンズの今季の給料総額は1億1870万ドル(約130億円)。単純計算するとスタントンの年俸は約29億円で全体の半分まではいかないが、約4分の1を占めているとなれば、放出が話題にのぼるのは当然かもしれない。

 新体制でのチーム作りに臨むにあたり、巨額の契約を残したスタントンをトレードに出して新しい方向に向かうべきか、パワーというわかりやすい魅力を持つ彼を看板に据え続けるべきか。ここでどんな選択をするかで、ジーターが理想とする球団のビジョンが見えてくるだろう。

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