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「良く言えば柔軟、悪く言えば…」 日本代表主将・長谷部が明かす“ハリルスタイル”

9/1(金) 22:10配信

Football ZONE web

ハリル監督とともに臨むW杯に向けて期待と高揚感を語る

 日本代表主将のMF長谷部誠(フランクフルト)は、ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会出場を決めたオーストラリア戦を終えると、「個人的には強い相手との方が戦術的に面白いという期待感がある」と、バヒド・ハリルホジッチ監督とともに臨むW杯に向けて期待と高揚感を語った。

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 ハリル監督は、オーストラリア戦ではトリプルボランチに近いシステムを採用し、長谷部はその中央に君臨した。自身は山口蛍(セレッソ大阪)、井手口陽介(ガンバ大阪)と、長谷部よりは経験の少ない選手たちがインサイドハーフに入る状況に「前へプレスに行くなら、後ろは付いていくから」と、思い切りのよいボール奪取という彼らの長所を消さないような声をかけていたことを明かした。

 最終予選を通して4バックという基本形は不変ながらも、ボランチの枚数や攻撃の組み立て、プレス開始ラインの設定など相手によって細かく設定されるハリル戦術によって日本は勝ち点を積み重ねてきた。縦に速い攻撃という大きなコンセプトをベースとしたチームの変化について、これまで2回のW杯を経験した長谷部はプラス要素が大きいと語る。

「監督から、ドイツやフランス、イタリアといった強豪に勝つには、全てを向上させなければという話がありました。個人的には強い相手との方が戦術的に面白いという期待感がありますよ。戦術的に、型にハマらない相手によって臨機応変に対応するサッカーだとハッキリしてきました。それは柔軟性だと思います。よく言えば柔軟、悪く言えばブレるという表現になることもあると思いますけど、どういう相手でも対応できる。それを身につけてきたのが最終予選の成果だと思う」

ハリル監督が戦術を使い分けられる理由

 守備的なチーム構成からカウンターに活路を見出した敵地オーストラリア戦や、自分たちからボールを支配してアクションを起こしたホームのタイ戦など、バリエーション豊かなサッカーに対応できるチームに成長してきたことをアジア突破の成果だと話した。

 これまでのアジア予選は、日本が常にボールを支配する強者の振る舞いで突破を決め、本大会では逆の立場になるというチーム構築の難しさを痛感してきた。それが本大会前にハマって決勝トーナメント進出を決めた南アフリカ大会も、真っ向から打ち砕かれたブラジル大会も経験した長谷部は、ロシア大会に向かうハリルジャパンの過去との違いをポジティブに捉えている。

 もちろん、ハリル監督がバリエーション豊かな戦術を採用できるのも、「絶対に欠かすことのできない我々のキャプテン」という絶大な信頼を寄せる長谷部がピッチ中央に君臨しているからこそという面もある。来年の本大会に向け、精神的な支柱としても期待の大きい長谷部は、臨戦過程で臨むロシア大会に向けて自分たちへの期待度を高めている。

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

最終更新:9/1(金) 22:10
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