ここから本文です

決断力や我慢が身につく!大人も子どもも将棋を始めるべき理由

2017/9/1(金) 18:10配信

ESSE-online

史上最年少プロ棋士・藤井聡太四段の活躍もあって、いま、空前の将棋ブームです。藤井四段を見習って、お子さんに習わせたいという人も多いのでは?
「年齢関係なく始められて、謎解きやブロックを組み立てるような楽しさがあるのが将棋。対局中にわくわくドキドキを同時に味わえるのが魅力ですね」

そう教えてくれたのは、女流棋士で将棋文化の普及活動もしている『いつつ』代表の中倉彰子さんです。「ゲームの楽しさもありながら、さまざまな力を養える側面もある」という、将棋の魅力について詳しく伺いました。

将棋を指すことで、決断力や集中力が身につく

将棋を指すことで身につけられる力とは、具体的にどんなものでしょうか?

「まずは決断力です。一度対局が始まったら、助言を受けることはできず、自分一人で指し手を選ばなければいけないので決断力がつきます。相手のいるゲームなので、『相手だったらどうするか』を自然と考えるようになり、相手の目線に立つことも覚えることに。考える力も期待できます。答えがひとつではなく、相手の指手と自分の持ち駒から勝つための手を考えて選んでいくからです。いまはネットなどでいろんな情報がすぐ手に入り、考えなくてもすぐに結果に辿りつける環境なので、考える訓練になるのではないでしょうか。じっくり考えていくうちに、集中力も期待できると思います」

将棋によってさまざまな力が身につくのは、子どもだけでなく、大人も同じ。

「たとえば対局の後に『感想戦』という意見の交換があるのですが、相手の考えに触れることができ、自分とは異なる視点や新たな発見に出会うことができます。これは、相手の視点に立つことに役立つと思います。また、将棋は自分だけよくなろうとしたり欲ばると勝てないもの。ときには相手に攻めさせてあげたり譲ったりという押し引きが大切で、我慢もしなければなりません。思い通りにいかないことや我慢することに慣れる力もつくのでは」

●子どもには勝つ喜びを感じさせて

子どもに将棋を始めさせたいときは、「8種類の駒があって楽しいんだよ」とゲーム感覚で誘ってみるのがおすすめだそう。その際に気をつけたいのは、「親が勝ちすぎない」こと。

「親が将棋ができる場合、とくにお父さんはお子さん相手に勝ってしまうことが多いと思いますが、お子さんがハマるまでは、勝つ喜びを味あわせるといいでしょう。また、将棋は負けた方が『負けました』というのが礼儀ですが、子どもにとって普段使ったことのない強烈な言葉なので、負けを嫌がって将棋を指さなくなってしまう子もいます。そのため、負けを気にしないよう伝えてあげるのも大事です」。

1/2ページ

最終更新:2017/9/1(金) 18:10
ESSE-online