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ジェームズ・ボンド流、理不尽をチャンスに変える方法 --- 尾藤 克之

9/3(日) 16:23配信

アゴラ

なぜ、ジェームズ・ボンドなのか

大きい書店のビジネス書コーナーは、仕事術の本に溢れかえっている。「上司とうまくやる方法」「部下に信頼させる上司になる方法」「社内の人間関係に悩んだら」など、ケース毎に対処法をまとめた本もたくさん売られている。ところが理不尽が減ることはない。このような理不尽をチャンスに変える方法はないものか。

私はその設定を007のジェームズ・ボンドに求めた。そして007シリーズ第1作「ドクター・ノゥ」から鑑賞し、ボンドの行動特性を分析し傾向を把握することができた。そこには、3つの特徴があった。それは、「仕事のスピード」「仕事は断らない」「最後まであきらめない」の3つになる。次ぎにその3つを簡単に説明しよう。

<仕事のスピードが早い>
仕事ができるか出来ないかは、クオリティもさることながらスピードである。ボンドが仕事に失敗して、あたふたしているシーンは過去50 年間の歴史に存在しない。

<どんな仕事も引き受ける>
ボンドはどんな難題を突きつけられてもクールに引き受ける。仮病をつかったり、体調が悪いフリなどはしない。常に冷静で鋭い洞察力で全体を鳥瞰する。

<最後まであきらめない>
ボンドは目の前に拳銃を突きつけられても諦めない。最後の最後まで諦めないことで打開策が見つかり、窮地を脱することができると信じているのだろう。

理不尽をチャンスに変える

会社や仕事に対する不平不満や悪口はサラリーマンの定番だが、実は不平不満を募らせたところで状況が改善されることは少ない。それよりも働いているなら、ジェームズ・ボンドのように仕事に取り組めたほうがどんなに楽しいだろうか。理不尽でも、職務として取組んでいればチャンスが生まれることもある。

いまは、ブラック企業やパワハラ、うつ病やうつ抜けといった、暗い会社関連の本が多い。仕事は一生やらなければいけないし、本来、会社とは楽しく自分が成長ができる環境であることが望ましいはずだ。私たちの働き方の意義について、ボンドを通じて問題提起をすることが本書の狙いである。

なお、REUTERSによれば、ダニエル・クレイグ(49)が、「The Late Show」のなかで、007シリーズの次作品に復帰することを正式に明かした。心から歓迎申し上げたい。

参考書籍
『007(ダブルオーセブン)に学ぶ仕事術』(同友館)(http://amzn.to/2vROxrK)

尾藤克之
コラムニスト

尾藤 克之

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最終更新:9/3(日) 16:23
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