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【夏の欧州移籍市場まとめ】最も多くのマネーが動いた国は?――リーグ別金額ランキング

9/5(火) 19:34配信

SOCCER DIGEST Web

セリエAが躍進、トップは言うまでもなく…

 9月1日に閉幕した、欧州主要リーグの移籍市場。晩夏の風物詩であり、サッカー界のひとつのショーともなっているこのクラブの戦力補強活動は、今回も多くの話題を見る者に提供した。
 

【2017欧州夏の移籍市場】新天地を求めた主な選手

 今回はリーグ別に、今夏の移籍市場を振り返ってみよう。下記は、各リーグに所属するクラブの投資額と売却益をそれぞれ合計した額を、投資額の多い順に並べたものである。これは、どれだけ各クラブが積極的に補強を行なったかの指標と言えるだろう。
 
 1位がプレミアリーグ。これはもはや当然だと言えよう。莫大なテレビ放映権料によって収入が保証され、下位クラブですら安定した財政基盤を敷くことが可能となっている同リーグは、2位以下を大きく引き離した。
 
 小国の防衛費に匹敵する金額を守備陣強化に費やしたマンチェスター・シティをはじめ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなど、ひとりの選手に5000万ユーロ以上の大金を投資するクラブを多く擁しているプレミアは、他リーグを凌駕している。
 
 イングランドの凄さは、プレミアリーグだけでなく、2部リーグに相当するチャンピオンシップも6位にランクインしていることだ。さすがに下部リーグということで、売却益の方が多いものの、1000万ユーロを超える移籍金での選手補強を展開する2部リーグなど、他国にはまずない。
 
 リーグ・アンが3位に入ったのは、言うまでもなくパリ・サンジェルマンがネイマールをバルセロナから引き抜いた際の2億2200万ユーロ(約284億円)が大きく影響している。来夏に買い取るキリアン・エムバペ(今夏はモナコからレンタル移籍)の1億8000万ユーロ(約230億円)を足せば、2位浮上である。
 
 その2位につけたセリエA。税制などの問題で他の主要国に財政面で劣るため、近年はユベントスを除けばビッグディールはあまり成立しなかったカルチョの国だが、今夏は中国資本の後押しを受けたミランが活発であり、他の上位クラブも積極補強を展開したことが、こうした数値になって表われた。
 
 以前ほどではなくなったが、相変わらず財政的に強いロシア、トルコ、その下にベルギー、オランダといった好チームやタレント揃いの中堅リーグが続いているのは、予想通りといったところだろう。
 
 ただ、7位のロシアですら、リーグの投資総額が、マンチェスター・Cやチェルシーといった一クラブの投資額、そしてネイマールの移籍金額に及ばないのだから、やはり上位との格差は明確である。
 
◇リーグ別投資額ランキング
1位 プレミアリーグ(イングランド)
投資額:15億5000万ユーロ(約1984億円)
売却益:8億3233万ユーロ(約1065億円)
 
2位 セリエA(イタリア)
投資額:8億2178万ユーロ(約1052億円)
売却益:7億342万ユーロ(約900億円)
 
3位 リーグ・アン(フランス)
投資額:6億7340万ユーロ(約862億円)
売却益:5億6565万ユーロ(約724億円)
 
4位 ブンデスリーガ(ドイツ)
投資額:6億1453万ユーロ(約786億6000万円)
売却益:5億495万ユーロ(約646億円)
 
5位 リーガ・エスパニョーラ(スペイン)
投資額:5億5390万ユーロ(約709億円)
売却益:6億4485万ユーロ(約825億4000万円)
 
6位 チャンピオンシップ(イングランド2部)
投資額:2億3428万ユーロ(約300億円)
売却益:2億5967万ユーロ(約332億円)
 
7位 プレミアリーグ(ロシア)
投資額:1億2410万ユーロ(約159億円)
売却益:4580万ユーロ(約58億6000万円)
 
8位 シュペルリギ(トルコ)
投資額:9005万ユーロ(約115億円)
売却益:7646万ユーロ(約98億円)
 
9位 ジュピラー・リーグ(ベルギー)
投資額:7607万ユーロ(約97億3000万円)
売却益:1億3258万ユーロ(約169億7000万円)
 
10位 エールディビジ(オランダ)
投資額:6710万ユーロ(約86億円)
売却益:2億519万ユーロ(約262億6000万円)

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最終更新:9/5(火) 19:43
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