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アラブ諸国が見たジッダ決戦「よくぞあの日本代表から勝利をもぎ取った」

9/6(水) 6:58配信

SOCCER DIGEST Web

勝利を厳命したあの連盟会長も、目に涙を浮かべて感謝の意を。

 ワールドカップ予選で初めて日本を下し、12年ぶりの本大会出場切符を掴んだグリーン・ファルコンズ(サウジアラビア代表チームの愛称)。アラブ諸国で唯一のロシア行きを決めたことで、国内外から賞賛のメッセージが続々と届いている。

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 カタールの大手テレビ局『Al-Jazirah』は速報サイトで「よくぞあの強力なメンバーを擁する日本代表から勝利をもぎ取った。アラブの代表として(本大会では)堂々たる戦いを見せてもらいたい」と称え、UAEの有力紙『Gulf News』は「我らが代表チームの悲願(W杯出場)は今日ついえたが、サウジアラビアにその想いを引き継いでもらおう。おめでとう!」と記した。
 
 さらに、ドバイ首長であるムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏がツイッターを更新。「王国のみなさんおめでとう。サルマン(国王)の選手たちは勝者に相応しい試合を見せてくれた。君たちを誇りに思う。すべてのアラブを代表して奮起してほしい」と、喜びを表現した。
 
 そして、サウジ・サッカー連盟のアデル・ビン・モハメド・エザット会長だ。決戦を前に「黄金時代を取り戻すんだ!」と3ポイント奪取を厳命し、チームの雰囲気が良くないと見るや、高級レストランに選手たちを連れ出してご馳走を振る舞った。
 
 ワールドカップの出場決定後、目に涙を浮かべて声を詰まらせながら、公共ラジオ局の取材に応じた。
 
「私はこの世代が偉業をなしてくれるとずっと信じていた。この国のフットボールに携わるすべての人びとにおめでとうと言いたいし、心の底から感謝している。そしてチケットを買い上げてくれたムハンマド皇太子にもあらためてお礼を言いたい。結果で恩返しができて本当に良かった」
 
 普段は仲が良いのか悪いのかよく分からず、政治の世界では化かし合いを続けているアラブ諸国だが、ことフットボールに関しては深い絆で結ばれているようだ。
 
 グループAで3位に食い込んだシリアは、そのもうひとつの“代表”。彼らは10月の5日と10日に、オーストラリアとのプレーオフに臨む。


 

最終更新:9/7(木) 6:21
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