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食前に飲むだけでOK あずき水ダイエット

9/8(金) 6:00配信

日経ウーマンオンライン(日経ヘルス)

 古くから日本人の健康を支えてきたあずき。その煮汁がダイエットに役立つ成分の宝庫ということが分かってきました。海外でも大注目の「あずき水ダイエット」を紹介します。

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 あずきを煮出した“あずき水”を飲むだけでやせるという、韓国や台湾で人気の「あずき水ダイエット」。そのメカニズムについて、あずきの機能性に詳しい北海道立総合研究機構のあずき博士、加藤淳さんは「ダイエットの立役者となるのはあずきに含まれるカテキンなどのポリフェノール。食事でとった糖を分解・吸収するのを抑える働きがある」と話す。

 また、脂肪の分解・吸収を抑えて、体脂肪の原料となる血中中性脂肪の値を低下させることも分かっている。

 この2つの働きにより、あずき水は、体重減やメタボリックシンドローム対策に有効と考えられている。「ダイエット効果を期待するには1日150~300mgを目安に、継続してあずきポリフェノールをとるといい」と加藤さん。これはあずき50~100gを煮出した量に相当するという。

 あずきを毎日食べるのは難しくても、「あずき水」を飲むだけなら簡単! まずはあずき水の効用をお伝えしよう。

ダイエット効果の主役はあずきに含まれるポリフェノール

●あずきポリフェノールは体脂肪をためにくくする

 あずきポリフェノールは、脂肪の吸収を妨ぎ、体脂肪の原料となる血中中性脂肪の値を低下させる。また、あずきに含まれるルチンやケルセチンに、脂肪細胞の中に脂肪滴がたまるのを防ぐ働きがあるという報告も。

あずき水は血中中性脂肪値を低下させる

 20~60代の男女32人が、ポリフェノール315mgを含むあずき煮汁飲料を4週間飲んだ。飲用前に血中中性脂肪値が高かった群は、4週目で飲用前に比べて中性脂肪値が低下した。(データ:北海道立農業試験場集報;91,23-29,2007)

あずきポリフェノールがマウスの体重増加を抑えた

 マウスを2群に分け、高脂肪食とあずきポリフェノールまたは水を7週間与えた。ポリフェノール群では水群に比べて糞便に排泄される脂肪量が多く、体重の増加が抑えられた。(データ:日本食品科学工学会誌;54,5,229-232,2007)

●あずきポリフェノールは糖の吸収を抑える

 あずきポリフェノールは、腸の中で糖を分解する酵素、αグルコシダーゼの働きを抑えることで、糖を吸収しにくくする。その結果、食後の血糖値の上昇がゆるやかになり、脂肪がつきにくくなる。

 50~60代の女性13人で、ポリフェノール333.5mgを含むあずき煮汁飲料または白湯を飲み、5分後にご飯を食べたあとの血糖値の変化を調べた。煮汁飲料では白湯に比べ、血糖値の上昇がゆるやかだった。(データ:平成21年度 北海道農業研究成果情報より)

【ほかにも】あずき水に溶け出したサポニンやビタミンB1がダイエットをサポート

 あずきを煮ると、ポリフェノール以外にも、糖質などの代謝に欠かせないビタミンB1、利尿作用のあるサポニンやカリウムも溶け出してくる。むくみが気になる人にもお薦めだ。

※上の研究でダイエット効果が確かめられているのは「あずき」のみ。

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