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Amazonのレビュー件数で商品の優劣を判断してはいけない理由

9/9(土) 20:10配信

ライフハッカー[日本版]

Amazonで買い物をするとき、お買い得品かガラクタか見分けるのは大変です。ですから、ほとんどの人が、商品のレビューを頼りに選択肢を絞るのもわかります。かなり慎重な人は(私のことです)、商品についているレビューや星の数を細かく見て、その商品の価値や人気度を判断してしまいます。

【画像】Amazonのレビュー件数で商品の優劣を判断してはいけない理由

たとえば、3個の星と12件のレビューがついている商品と星の数が3個でも300件のレビューがついている商品があったとしましょう。私なら、ちょっと高くても300件のレビューがついているほうを買います。レビューの数が多いということは人気があり、より優れている証拠だと思うからです。きっとそう考える人は多いはずです。

心理学の学術誌Psychological Scienceに発表され、Quartzでも報じられた研究によると、ほとんどの人が私と同じように、レビュー件数の多い商品を買おうとすることがわかりました。人気があるということは、品質も優れているはずという考えによるものです。でも、実際は必ずしもそうではありません。

統計的に見ると、レビュー件数の多い商品より件数の少ない商品のほうが、品質が高い傾向にあります。たとえば、星が3.1個ついている商品が2つあったとします。1つは29件、もう1つは154件のレビューがついているとすると、レビュー件数の多いほうが少ないほうより高品質である確率は40%しかありません。ところが、レビュー件数が多い商品が購入される確率は90%にものぼります。「レビュー件数の多いほうが優れている」という思い込みがあるからです。

この研究を行なったスタンフォード大学心理学部の博士研究員Derek Powell氏は、Amazonのカタログにある35万個の商品についた1560万件のレビューを検証しています。山ほどレビューがついている商品に、ごく普通の星の数しかついていないのであれば、それは可もなく不可もない商品であるということです。一方、星の数は同じでもレビュー件数が少ない製品は、まだそれほど大人数にレビューされていないだけで、より良い商品である可能性が高いといえます。

この研究はAmazonしか対象にしていませんが、単に人気があるだけでは、品質が良いとはいえないことがわかりました。これは、あらゆるオンラインストアに当てはまります。オンラインで商品を選ぶ際は、安易にレビュー数だけで決めてはいけないということです。


Image: Jirsak/Shutterstock.com

Source: SAGE Journals, Quartz

Emily Price - Lifehacker US[原文]

(訳:春野ユリ)

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