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iPhone Xの実機に触った 有機EL画面の使い勝手は?

9/13(水) 16:10配信

日経トレンディネット

 アップルが「iPhone 8」「iPhone X」を発表した。特に注目が集まっているのが、前面パネルの大部分を5.8型の大きな有機ELパネルが占める新デザインを採用した最上位モデルのiPhone Xだろう。

【関連画像】5.8型の有機ELパネルは2436×1125ドットの高精細表示に対応。従来のiPhoneよりもさらに細長くなった。動画を全画面表示した際、上部にあるインカメラやセンサー類を搭載する部分(写真では左端)は欠けて表示される

 画面の大型化を図るため、iPhoneの象徴ともいえるホームボタンや指紋認証のTouch IDを廃止したのが特筆すべき点だ。だが、実際にiPhone Xを触ってみると、ホームボタンがなくなったことのデメリットよりも、新たな操作でより快適に使えるようになったと感じた。この記事では、iPhone Xを触って感じた印象をまとめてみたい。

●本体の肥大化を抑えつつ、5.8型の有機ELパネルを搭載

 iPhone Xの最大の特徴がSuper Retinaディスプレイと呼ぶ5.8型の大型有機ELパネルを搭載したこと。iPhone 7が4.7型なので、「本体が相当大型化したのでは?」と想像した方も多いはず。だが、ベゼル(額縁)の幅が狭いこともあって、比べてみると思った以上に大きさの差は小さかった。これならiPhone 7ユーザーがiPhone Xに乗り換えても持ったときの違和感は少ないだろう。

 実際に動画や写真、ゲームをiPhone Xに表示してみると、その美しさは圧倒的だ。2436×1125ドットの有機ELパネルは、写真、グラフィックを問わず高精細に映し出す。また、有機ELは液晶よりも反応速度に優れるので、動きの素早いゲームでも残像が気にならないのもうれしいところだ。

ホームボタンがなくても、ホーム画面への復帰やロック解除はスムーズ

 iPhone Xではホームボタンが廃止されたことも大きなトピック。これが操作性にどんな影響を与えるのか試してみた。ホーム画面に戻るには、画面下部にある細長い黒いバーを下から上にスワイプする必要がある。画面の一番下まで指を移動させることになるため、片手での操作にはやや慣れが必要と感じた。その一方で、ディスプレーの表示エリアが広がったので、1画面の情報量が増えたことはメリットといえる。

 ホームボタンが廃止されたために従来のTouch IDにかわって顔認証機能「Face ID」が搭載された。認証はアッという間に終わるので、使い勝手は問題ないだろう。メガネをかけた状態や暗い場所でも認証するように設計されているというからTouch IDの代わりとして十分に使えそうだ。

シルバーモデルも前面のカラーはブラックとなる

 iPhone Xのカラーバリエーションはグレーとシルバーの2色。また、カメラ機能は強力で、広角と望遠の2つのレンズを搭載。さらに両方のレンズに光学式の手ぶれ補正機構が備わっている。

 iPhone誕生から10周年経った記念モデルともいうべきiPhone X。日本での発売が待ち遠しい。

(文/磯 修=日経トレンディネット)