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脳を衰えさせない活動、というと?

9/14(木) 18:34配信

ニューズウィーク日本版

ダンスvs持久力運動、より効果的なのはどっち?

脳を衰えさせない活動、というと、計算やクイズなどを想像するが、脳の若さを保つのにダンスが非常に効果的ということが、学術専門誌『フロンディアーズ・イン・ヒューマン・ニューロサイエンス』にこのほど発表された研究で明らかになった。

「チョコレートは、あなたの脳力をブーストする」との研究結果

研究を行ったのは、ドイツ神経変性疾患センターのカトリン・レーフェルト博士率いるチーム。「老化に伴う記憶や身体能力の低下を緩めたり、逆に改善したりするのに身体的なエクササイズが有効」とするレーフェルト博士は、エクササイズの種類や内容によって効果に違いがあるのか、に注目した。

そこで、2種類のエクササイズで実験を行うことにした。1つはダンス。そしてもう1つは、サイクリングやウォーキングなど持久力を必要とする運動だ。平均年齢68歳のボランティアをダンスのグループ(14人)と持久力の運動のグループ(12人)という2つに分け、それぞれクラスを1年半にわたって毎週受けてもらった。

運動で海馬が増大、ダンスは平衡能力も改善

2つのグループで違いを明確にするために、ダンスのグループは参加者にとって常に「チャレンジ」となるようにした。ダンスの種類は、ジャズダンス、スクエアダンス、ラテンダンス、ラインダンスと豊富にし、ステップやフォーメーション、スピードやリズムは2週間に1度、新しいものにした。振り付けをタイミングよく思い出さなければならない、というプレッシャーの中、インストラクターからヒントをもらわずに踊る、という点がダンス・グループにとって最も難しい点となったようだ。

1年半のレッスンの後、参加者の海馬について調べた。海馬は、記憶や学習を司る脳の部分で、年齢とともに萎縮し、アルツハイマー病からの影響を受ける部分でもある。また実験では、怪我の防止につながる平衡感覚についても検証した。

1年半のエクササイズを通じて、どちらのグループも海馬が増大した。ただし、平衡感覚の能力については、ダンスのグループのみで改善が見られたという。レーフェルト博士は、ダンスのグループが経験した、限られた時間内に振り付けを思い出さなければいけないという状況が、平衡感覚の能力向上に寄与したのではないか、と話している。

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