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変化を恐れるのは、時間とエネルギーのムダづかい

9/14(木) 22:10配信

ライフハッカー[日本版]

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【画像】変化を恐れるのは、時間とエネルギーのムダづかい

今回の題材は、マルクス・アウレリウスの『自省録』です。アウレリウスの主張によれば、変化とは、この世界に存在するすべての本質的な要素です。

変化に不安を抱いている者はいないだろうか? では聞くが、変化なくして、いったい何が生じるというのだろうか? そして、宇宙の自然にとって、変化よりも愛すべき親しみ深いものがあるだろうか? 風呂を焚く薪が変化しなければ、いったいどうやって風呂に入れるというのだろうか? 食べ物が料理によって変化しなければ、栄養をとることができるだろうか? 人生で授かるどんな恩恵であれ、変化なくして得られるものがあるだろうか? あなた自身が変化するのも平等なことであり、宇宙の自然にとって同じように必要だということがわからないだろうか? - 自省録 第7巻 第18章

言葉の意味

1番目の文章には、いくつかの解釈があります。たいていは、「誰かが変化を恐れているなら、その者たちにこう伝えてくれ」と解釈されますが、原文筆者はもう少し優しく、「おやおや、小さな変化を怖がっている人はいるかな?」程度の意味に取りたいと思います。どちらの意味で捉えても構いません。

いずれにしても、アウレリウスが説いているのは、この世では、変化がなければ実質的に何も起きないということです。絶え間ない変化を受け入れなければ、風呂にも入れず、食べることもできず、人生の良いことを何ひとつ享受できないのです。だからこそ、変化していくあなた自身、または変化し続けるあなたの人生も、同様に当たり前のこととして受け入れる必要があるのです。

宇宙の基本的な仕組みから逃れることはできないのです。自然なことだとわかっていることを、わざわざ恐れる必要などないでしょう。それ以外に道はないので、変化を受け入れるのです。

教訓

恐怖は、悪いものとは限りません。身を守り、健康を維持するのに役立ち、生きているという実感を強くしてくれることもあります。ですが、ストレスや不快感を伴い、幸せを徐々にしゃぶり尽くしてしまう類の悪い恐怖もあります。変化に対する恐怖も、そのひとつです。

たしかに、変化はしばしば居心地の悪いものですし、時に大変な思いをすることもあるでしょう。ですが同時に、変化はそもそも、人生をとても興味深く、価値あるものにしてくれるのです。アウレリウスは「宇宙とは変化である」(自省録 第4巻 第3章 第4節)とも述べています。つまり、この宇宙の中で存在し、生きるということは、変化することなのです。自分自身の存在を恐れてはいけません。受け入れましょう。自分の手に負えることについてはコントロールし、周囲で起きる無限の変化については適応することを学んでください。変化は、すべてを価値あるものにしてくれるのです。

なお、自省録(英文)は、「The Internet Classics Archive」で読むことができます。


Image: Massan/Shutterstock.

Source: The Internet Classics Archive

Reference: Wikipedia 1.2

Patrick Allan - Lifehacker US[原文]

(訳:風見隆/ガリレオ)

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