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新型iPhoneは「スマホの未来」を占う存在だ

9/14(木) 18:37配信

日経トレンディネット

 新しい「iPhone X」「iPhone 8」は、今後のスマホにどのような影響を与えるのか? ITジャーナリストの山口健太氏が解説する。

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 2017年9月12日(米国時間)、ついにアップルが新型iPhoneとして「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」の3モデルを発表した。世界各国と同じく、日本でもiPhone 8/8 Plusは9月22日、iPhone Xは11月3日に発売される。多くの人がスマホを買い替えるタイミングとなっている秋の「iPhone商戦」に向けて、大手キャリアが繰り出す新施策にも期待できる。

 本記事では筆者が注目した新型iPhoneの特徴を取り上げながら、今後のスマホはどのように進化していくのか占っていきたい。

「X」は片手で持ちやすい?

 iPhone Xの最大の特徴は、これまでのiPhoneのイメージを覆す5.8インチの大画面だ。iPhone 6から3年間続いてきたデザインを脱却し、誰が見ても一目で新型iPhoneと分かる進化を遂げた。今年で10周年を迎えたiPhoneシリーズだが、クック氏が「次の10年を見据えたモデルだ」と自信を持って披露したのも納得できるデザインだ。

 iPhone Xの画面サイズは5.8インチだ。これまで4.7インチのiPhoneを使ってきたユーザーにとって、5.5インチのPlusより大きいiPhone Xは「大きすぎる」と感じるかもしれない。だがこれは本体面積のほとんどを画面が占有しているためで、横幅は70.9mmとiPhone 7に比べて3.8mm増えたが、7 Plusより7mmも細い。十分に片手で持ちやすいサイズに収まっている印象だ。

 デザインの変化は使い勝手にも影響を及ぼしている。伝統的に画面の下に位置していたホームボタンが撤去され、同時にiPhoneの画面ロックやApple Payのセキュリティを担保してきた指紋認証「Touch ID」も廃止された。代わりに登場したのが、高精度の顔認証システム「Face ID」だ。

 顔認証で指紋認証の代わりが務まるのか、と不安になるところだが、アップルによればむしろ安全性は高いという。注目すべきは、眼鏡の有無や髪型の変化には柔軟に対応しつつ、顔写真や精巧なマスクを使ったなりすましは防ぐという、その精度だ。本体上部に搭載したセンサーで顔面の正確な深度情報を測り、新プロセッサー「A11 Bionic」のニューラルエンジンを用いた機械学習により、双子でも正確に見分ける精度を実現したという。

 使い勝手という面では、現行モデルの順当な進化形といえるiPhone 8/8 Plusにも注目だ。プロセッサーはiPhone Xと同じA11 Bionicを搭載しつつ、従来通りTouch IDも搭載。がらりと雰囲気の異なるゴールド色が加わり、iPhone Xと同じくワイヤレス充電にも対応した。

 従来のiPhoneを使い慣れたユーザーにとって、8/8 Plusは何の不安もなく乗り換えできる新モデルといえる。発売日は9月22日とiPhone Xより1カ月以上早いため、2年契約の更新期限が迫るユーザーには悩ましい選択になりそうだ。

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