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自由席占拠の横暴カープファンのせいで修学旅行生が立ち見も

9/17(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 4番・鈴木誠也が怪我で離脱しても勢いはまったく衰えなかった。ペナントレースを独走した広島カープだが、その強さとは裏腹に複雑な思いを抱いているファンがいる。本誌・週刊ポスト前々号で「ファンの観戦マナーの悪さ」や「チケットの買い占め問題」「対戦相手本拠地でもデカいツラをする」などを往年のファンたちが嘆いているという記事を掲載したところ、編集部には大きな反響が寄せられた。

 記事には賛否両論あったが、〈よくぞ書いてくれた〉、〈甲子園のライトスタンドのカープファンのマナー違反は度を超えている〉といった本誌記事に賛同する声が多数を占めた。

 その中で、〈本当にその通り……いやそれ以上に酷いです。ぜひもっと取り上げてもらいたい〉と連絡をくれた、マツダスタジアムの近くに住む30代男性に話を聞いた。

「試合の2、3日前から球場正面で寝泊まりして試合開催を待っている人たちがいるのですが、夜中にもかかわらず缶ビール片手に大宴会。そういった“宴会軍団”がいくつもあり、彼らは酔って大声で叫ぶので、近隣住民は大迷惑しています。何度も球団に苦情を出しましたが、改善されていません」

 球場の管理事務所や所轄警察に訴えても「カープさんにお任せしています」と突き返されてしまうという。

 彼らが試合前から寝泊まりするのは、試合当日の開門と同時にダッシュして内野自由席を確保するためだが、ここでも問題が起きている。30年来のカープファンだという60代男性が言う。

「この“開門ダッシュ”はかなり危険です。自由席はスタンドの上部にあって長い階段を一気に駆け上がるので、ぶつかって階段から転げ落ちて、怪我をする人も出ています。

 それに自由席に辿りつくと席の上に次々とウチワなどを置いて、何十席分も“確保”する。仲間のために取っていて、他の人が座ろうとすると“そこは予約済みじゃ!”と威嚇するのです。挙句、満員の自由席の一角だけガラガラの時もある。彼らのせいで、修学旅行生たちがコンコースで立ち見をしていたこともありました。横暴な一部のファンのせいで泣いているファンがいるのです」

 球団に対策について問い合わせたが、締切までに回答は得られなかった。球団関係者が言う。

「球場内に多くの警備員を配置して監視を強化しているが、席取りなどは“トイレに行っているだけ”などと言い訳されると改善は難しい。人気になったがゆえに解決し難い問題に直面しています」

 CSや日本シリーズになれば、ファンの“暴走”はさらにヒートアップすることが予想される。ぜひとも球団には対策を急いでもらいたい。

※週刊ポスト2017年9月29日号