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まれに見る大作連投 家庭用ゲーム機に復活の兆し

9/20(水) 19:05配信

日経トレンディネット

 2017年9月21日から東京ゲームショウ2017が開催される。現行、あるいは発売前の人気ゲームが並び、ゲーム市場を先読みできるイベントだが、今年は「久々の大豊作年」と呼んでいい、極めて充実した展示会となりそうだ。

【関連画像】ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation 4 Pro」(CUH-7000シリーズ)

 その要因は、近年のコンシューマーゲーム機(家庭用ゲーム機)市場の復活にある。昨年のゲームショウからの1年を振り返ると、昨年11月の「ポケットモンスター」「ファイナルファンタジー」の最新作の発売を皮切りに、「ドラゴンクエスト」「モンスターハンター」「ゼルダの伝説」などなど、国民的ゲームと呼ばれる人気シリーズの最新作が、立て続けに投入されている。しかも、今年の10月には、大本命の「マリオ」シリーズの新作も控えている。これほどの大作ソフト群が短期間に投入されたのは、珍しいことだ。

 この活況ぶりをけん引するのは、もちろん3月に投入された任天堂の新ハード「Nintendo Switch」だ。とはいえ、これまでの躍進は『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』『スプラトゥーン2』『ARMS』、そして10月発売の『スーパーマリオ オデッセイ』など、強力な自社ブランドタイトルの勢いによってもたらされたものにすぎない。任天堂は、ハードを正式発表するぎりぎりまでゲーム機の詳細をトップシークレットとするのが通例であるため、発売後しばらくは、大手パブリッシャーの大作ソフトの開発が間に合わないのだ。

 逆に言えば、ハード発売から半年が過ぎた今が、やっと大手パブリッシャーが本腰を入れて開発したタイトルが出そろうタイミングといえる。任天堂は東京ゲームショウに出展しないが、それらの多くのパブリッシャーによるNintendo Switch用の大作タイトル群が、東京ゲームショウ2017でお披露目される見通しだ。そうなればコンシューマーゲーム機市場はさらに盛り上がるだろう。

●PS4、ニンテンドー3DSなども活況

 Nintendo Switch以外のプラットフォームも、例年以上の元気を保っている。

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のPlayStation 4は、いまなお堅調ぶりを維持しており、この春には全世界6000万台の普及を達成した。その巨大市場に向けたタイトルが次々に投入されており、ソフト市場でも脂がのった豊作期が到来している。またニンテンドー3DSも同様に、全世界普及台数で6000万台を悠々と突破し、その成熟した巨大市場に向けたタイトル群が控えている段階にある。

 スマホアプリ市場も同様だ。全世界の老若男女にスマホが普及したいま、これまでのような黎明期ならではの右肩上がりの市場ではなくなったものの、激しい競争によって優れたソフトだけが生き残る、完全に成熟した市場となりつつある。

 つまり、今年のゲームショウは、すべてのハードが例年と同様、あるいはそれ以上の活況になった上に、さらにNintendo Switchの爆発的な活気が上乗せされるという、近年まれにみる大盛・特盛・メガ盛り! なゲームショウになる見通しなのである。

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