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北朝鮮労働党幹部が明かした「中国・ロシアとの本当の関係」

9/22(金) 10:00配信

現代ビジネス

 度重なるミサイル発射で日々緊張が高まる北朝鮮情勢。いま、金正恩第一書記はなにを考えているのか。ジャーナリスト・近藤大介氏が北朝鮮労働党幹部に接触。彼らが諸外国との関係についてどう思っているのかを聞いた。

ロシアは味方、中国は敵

 ――まず聞きたいのは、禁輸について。北朝鮮は8月5日に採択された国連安保理による8度目の制裁決議によって、石炭、鉄、労働者という「3大輸出品」をストップされた。これによって、さらに経済状況が悪化するのではないか? 
 「おそらくわが国への輸出が半減するだろう。すでに平壌市内でも、配給の遅滞やガソリンの使用制限が始まっている。

 だが石油に関しては、こういう事態を予期して、昨年のうちに中国から大量に仕入れている。そのため当面の使用分は確保している。

 加えて、ロシアから鉄路などで輸入している。ロシアは石油供給に、非常に協力的だ。

 また、労働者の輸出については、相手国と水面下で合意すればよいだけの話で、楽観視している。

 いずれにしても、わが国は1953年以降、常に制裁を受けてきており、耐えることには慣れている」

 ――現在、北朝鮮をバックアップしている大国は、中国ではなくロシアだと考えてよいのか。

 「その通りだ。プーチン政権とは、蜜月時代を築いている。かつて元山と新潟の間をつないでいた万景峰号は現在、元山とウラジオストク間を、毎週往復している。ロシアから主にエネルギーをわが国に運び、わが国からは軽工業品や日用雑貨品などをロシアに運んでいる」

 ――ICBMの技術もロシアから得ているのか? 
 「現在の朝ロ関係は、過去最高のレベルにあり、ロシアが多くのことを支えてくれている。

 一例を挙げると、72回目の祖国解放記念日(8月15日)に、ロシアは40人ものメンバーから成るモスクワ交響楽団を平壌に派遣し、祝賀の演奏会を開いてくれた。

 それにくらべて中国は、祖国解放記念日の式典に、金日成総合大学の中国人留学生さえ顔を見せなかったのだ。

 わが国は、年内のプーチン大統領の訪朝を要請していて、ロシア側は前向きに検討してくれている。

 もしかしたら、元帥様が先にモスクワを訪問するかもしれない。元帥様のモスクワ訪問はもともと、'15年5月にモスクワで戦勝70周年記念軍事パレードが開かれた時に検討していた。

 ともあれ、元帥様の初外遊が、モスクワであって北京でないのは確かだ」

 ――北朝鮮と中国との関係は、かなり悪化していると考えてよいのか? 
 「1949年に国交を結んで以来、最低レベルまで落ち込んでいると言える。朝鮮戦争(1950~'53年)以降、朝中両国は互いに『血盟関係』を唱え続けていたが、いまやむしろ敵対関係に近い」

 ――なぜそれほど中国との関係が悪化したのか。

 「かつて将軍様と胡錦濤政権の関係は、非常に良好だった。すべての原因は、習近平が変節したことにある。習近平は信用ならないから、わが国のミサイルは、いつでも向きを変えて北京を狙えるようにしてある」

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最終更新:9/23(土) 12:30
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