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山本昌が甲子園のエース10人を評価。思わず「ほしい」と言ったのは?

9/26(火) 11:30配信

webスポルティーバ

 50歳まで現役生活を続けた元中日ドラゴンズの“生ける伝説”山本昌氏が、甲子園で活躍した有望投手を分析する恒例企画。昨夏、山本氏が高く評価した藤平尚真(横浜高→楽天)は、早くもプロの舞台で一軍戦力として活躍している。今年もそんな山本氏の眼鏡にかなう投手はいたのか? 10人の投手を一斉にレビューする。

■山崎武司が打撃理論でみる「夏の甲子園、ドラフト候補7人」の将来性

* * *

◆清水達也(花咲徳栄高/右投右打)

甲子園ではリリーフとしてチームを優勝に導いた投手ですね。体を大きく使う珍しい投げ方ですが、最速150キロとこれだけ速い球を投げられるのは素晴らしいこと。すごい素質、将来性を感じます。体の力は申し分ないので、あとはもう少し体重移動がスムーズにできるようになるといいですね。もっと前で、捕手に近づいてボールをリリースできるようになれば、すっぽ抜けが減るはずですし、タテの変化球が今よりも落ちるようになるはずです。もっとすごい投手になれる潜在能力がありますよ。

◆平松竜也(盛岡大付高/右投右打)

体が大きくて、いかにも馬力のありそうな投手ですね。彼の素晴らしいポイントは、肩を大きく回して腕を振っているところ。これからさらに体に力がついて、フォームを追求すればもっと球は速くなるはずです。フォームで改善したい点は、体重移動する際に右肩が下がって、左肩と水平になる前に投げにいっていること。この投げ方だと左肩を逃がし(開き)ながら投げるしかないのでシュート回転しますし、ボールが高めに浮きやすい。両肩が水平になるまで我慢できるようになれば、もっと指にかかったボールがいくようになるはずです。

◆徳山壮磨(大阪桐蔭高/右投右打)

一言で言うなら「勝てる投手」。スピードはさほど目立ちませんが、とにかく外のコントロールが良くて、フォークもしっかり腕を振って投げられる。腕が耳の近くを通って出てくるのもいいですね。左足を着く間際にピョンッと跳ねるような特殊な使い方をしますが、この足の着き方自体は問題ありません。ただ、体の左側の開きが早くなって、シュート回転が強くなってしまうのは改善ポイントですね。

◆皆川喬涼(前橋育英高/右投右打)

大恩ある荒井直樹監督(日大藤沢高時代の1学年先輩)が指導しているだけあって、さすがにいい投手ですね(笑)。ポイントは体の強さと投手らしいセンスを感じること。フォームは体を大きく使いながら、ゆったりと体重移動できて、ボールを高い位置でリリースできる。右打者の外のコースに向けてしっかりライン(投手が投げる際に使う空間の幅のこと)が作れているので、コントロールも安定している。課題を強いて挙げるなら、バックスイングで腕が伸び切ってから、内側に少しひねりがほしいかなと。今は腕がほどけるのが早いので、よりボールに力を伝えられるようになるはずです。非常に将来性があって、僕のなかではイチオシですね。

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