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愚痴や悪口は厳禁 アフタヌーンティーのマナーを知っていますか?

9/28(木) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 忙しくてストレスがたまったとき、気の合う人とお茶をしながらのおしゃべりは最高の気分転換法のひとつです。英国のアフタヌーンティーも、ストレスを抱えた貴族の女性が始めた、いわば元祖・女子会。最近では商談や仕事の打ち合わせを兼ねた、パワーランチならぬ「パワーアフタヌーンティー」もあるとか。マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに、優雅さを磨くアフタヌーンティーのマナーをお聞きしました。

■貴族の女性が始めた、女性たちの喫茶習慣

 秋篠宮家の長女、眞子さまのご婚約が発表されて、あらためてプリンセスの優雅な立ち居振る舞いや言葉遣いが注目されました。優雅さとは、相手への配慮や思いやり、そして自らのゆとりから生まれるもの。ふだん忙しく過ごしている人ほど、優雅さを意識した時間を持つことで心の状態がポジティブになり、リラックスできると思います。
 英国の伝統的なアフタヌーンティーは、もともとは貴族の女性たちが午後の時間に、サンドイッチとスコーン、スイーツ、紅茶を味わいながらコミュニケーションをとる社交の場でした。社交の場で求められる大切な要素は、まずはマナーです。マナーが身についていない人は、そもそも、こうしたティーパーティーにご招待いただけません。会を主宰する方からお声がけいただけることは、大変名誉なことでもあるわけです。良い表情や、感謝を伝えるごあいさつは基本中の基本ですね。
 英国などでは最近、親しい人同士だけではなく、商談や打ち合わせをしながらアフタヌーンティーをとるケースもあるそうです。お昼の時間帯のパワーランチでは、お店が混みがちで周囲がせわしないという事情もあるでしょう。日本では、接待や会食といえば夜の時間帯が多かったですが、「働き方改革」を進めていく上では、アフタヌーンティーを仕事目的で利用するのもいいかもしれませんね。
 アフタヌーンティーは19世紀前半の英国で、第7代ベッドフォード公爵夫人であるアンナ・マリア・ラッセルという女性が始めたといわれます。当時の食事は朝食と、夜8時や9時からの夕食の1日2回。午後にはおなかがすいてしまうため、親しい女性たちを招いてお茶会をするようになったのが始まりで、そこにサンドイッチを付けたところ、これまた皆さんに好評で、それが現在のアフタヌーンティーの始まりといわれています。
 当時、貴族の男性たちはコーヒーハウスに行って喫茶する習慣があり、後にこれが紳士クラブに発展しました。一方、貴族の女性たちは自邸内で、女性同士でお茶会をしていたのですね。現代でいえば女子会ともいえるでしょう。また当時、砂糖は大変貴重で高価なものでした。その砂糖を紅茶に入れて飲むということも、ここから始まったといわれています。ストレスを感じると、甘いものが欲しくなりますから、当時の女性たちも優雅なお茶会で、ストレスを解消していたのかもしれませんね。

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最終更新:9/28(木) 7:47
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