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【月刊『WiLL』(11月号)より】朝日新聞がなくなる日

2017/10/10(火) 9:01配信

WiLL

朝日の凋落

宇佐美 今回のモリカケ(森友学園・加計学園問題)報道に関して、僕は朝日新聞に大いに失望しました。それが新田さんと本を出した理由でもあるんです。
新田 『朝日新聞がなくなる日 “反権力ごっこ“とフェイクニュース』(ワニブックス)ですね。
宇佐美 朝日新聞が迷走をここまで深めてしまった背景には、日本を「こういう国にしたい」「こういう国をつくりたい」という積極的な大義を見失いつつあるからだと思うんですよ。国際社会が複雑化していく中で、かつて自分たちが掲げていた理想や主張が陳腐化してしまった。
 そこで、とりあえず簡単にできるアンチ商法に走って「安倍首相の独走を止める」となんとか安倍政権の足を引っ張ろうとしている。そう見えるんですよ。逆に言えば、今の朝日は、安倍政権が存続しているから、かろうじて存在意義を維持できているところがあるんじゃないでしょうか。慰安婦問題の虚報を暴かれた恨みもあって、憲法改正などやらせるものか、という私怨もあるんでしょうね。
新田 「恨み」か、それじゃ韓国の反日活動と変わらない(笑)。
宇佐美 朝日新聞をはじめとするリベラルメディアは、政治に「権力」vs.「反権力」、という単純な構図を当てはめて報道をミスリードしているように感じています。
 つまり安倍政権を「権力」、それに立ち向かう人々を「反権力」と位置づけて、権力側の疑惑に関しては「疑われることに問題がある」と悪魔の証明を求める一方、反権力側の人間は誰でも“正義“と扱ってしまう。仮に問題を抱えていても報じない。でも政治ってそんな単純じゃないですよね。
新田 これも「反日無罪」と一緒ですよね。
宇佐美 「反権力無罪」というやつですね。いわゆるモリカケ問題も、「権力」vs.「反権力」という構図に当てはめられそうなネタを無理やり探し出してきた印象です。実際は違法性も何もない空っぽの事件なんですけどね。
 いまだに「政府」=「悪」という単純な図式に縛られているから、こういう空虚な報道をしてしまうと思うんですよ。

宇佐美典也(コンサルタント/元経産省官僚)・新田哲史(『アゴラ』編集長/元読売新聞記者)

最終更新:2017/10/10(火) 9:01
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