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小学生も脱毛サロンへ? 「キッズ脱毛」が増えているワケ

10/11(水) 7:00配信

日経トレンディネット

サロン経営の父親が子どもの肌用に脱毛方法を開発

 次に全国で120店舗を展開する脱毛サロン「Dione(ディオーネ)」でも話を聞いた。こちらは3歳から脱毛可能ということで、未就学児も通っているという。

 「福岡でエステサロンを経営していたとある社長が娘のために脱毛機器を開発し、その機器を当サロンが導入したのがはじまり。当時小学1年生だった彼女は毛深くていじめられていたそうで、こまめにカミソリでお手入れしていたが、肌荒れしたり、チクチクしたり、はたまた誤って切ってしまったり。それを見ていた父親が、紆余曲折の末、子どもでも施術できる脱毛機器を考案。子どもでも使えるということは敏感肌のお客様にも対応できるということで、評判が口コミで広がっていった。そんないきさつがあり、創業当初から大人の女性向け脱毛とキッズコースの両輪で展開している」(ドクターサポート Dione エグゼクティブマネージャー 坂本麻衣子氏)

 さすがに未就学児の場合、いくら体毛が濃いとはいえ産毛だろう。そうなると、一般的には黒い部分に反応して脱毛していくという仕組みが通用するのだろうかという疑問がわく。

 「ハイパースキン脱毛という独自方式を採用している。従来の機器のように毛根や毛にアプローチするのではなく、毛の休止期の発毛因子に着目。そこにダメージを与える方法なので、毛の色や細さは関係ない」(坂本氏)。だから産毛にも対応可能なのだそうだ。

 「お客様の最年少は2歳の女の子。2歳が? と思うかもしれないが、結構毛深い子で、親が気にして来店された」(同)

小学生にとって脱毛は“秘めごと”

 ところで、小学生のサロンでの“キッズ脱毛”はどのくらい一般的なのだろうか。小学校高学年から中学生までの女子に人気の月刊誌『nicola』(新潮社刊)編集部に、小学生のムダ毛事情を聞いてみた。

 「ムダ毛のお手入れ企画はたまにあるが、コスメやカミソリ、毛抜きなど、あくまで自己処理でのケアを紹介している。サロンに通っているという子は聞いたことがない」(nicola編集部小島知夏氏)

 サロンでのキッズ脱毛はまだごく一部の流行で、子ども本人よりも親の意識が強いように思う。しかも、サロンで脱毛というのは、大人っぽい、おしゃれ、自慢したいという感覚かと思いきや、やはり基本的にはムダ毛処理=コンプレックス解消の行為なわけで、声高に言うことではないのかもしれない。むしろ、“脱毛サロンに通ってツルツルの私”ではなく、何もしなくてもツルツルだと演出したいのではないだろうか。だから脱毛サロンに通う小学生にとって、脱毛サロンに通っているということはある種の“秘めごと”という気がしてきた。

(文/三井三奈子)

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