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健康診断でタンパク尿が「陽性」に!どうすればいいの?

2017/10/12(木) 17:20配信

OurAge

健康診断を受けたら、タンパク尿が「陽性」と診断された。これは腎臓の病気かと、ギクっとした経験のある人もいるかもしれない。
「腎臓は尿を作るほか、血圧や水分、電解質のコントロール、骨の形成など生命維持に大きくかかわる臓器です」と語るのは、根来秀行教授。ハーバード大学医学部内科客員教授、パリ大学医学部客員教授であり、専門は腎臓病学、内科学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたる、気鋭のドクターだ。

「腎臓の毛細血管は糸球体(しきゅうたい)と呼ばれるところにありますが、この糸球体の働きによって血液から老廃物が取り除かれ、きれいな血液を全身に送り出すことができるのです。逆に、糸球体から漏れないはずのタンパクが濾過されて、尿から出てくることもあります。これが、いわゆる『タンパク尿』。急性の場合は背中に痛みが出たりしますが、慢性腎臓病は自覚症状がなく、血液検査や尿検査で初めて異常が発見されることが多いのです」

健康な人でも、尿中にはある程度のタンパクが排泄されている。それが一定量を超えて出ているときに、タンパク尿と診断されるのだ。自覚症状としては「オシッコが泡立つのが特徴」だという。

「勢いよくオシッコしても泡立つんじゃないか、とも聞かれますが、その場合は、泡がすぐに消えるはずです。たんぱく尿の場合はタンパクが混じっているせいで粘り気があるため、もっときめ細やかでクリーミーなんです」

ただ、タンパク尿だったからといって、必ずしも腎臓の病気ということではない、と根来教授。採尿の「タイミング」に影響されることもあるという。

「立ち仕事や激しい運動や入浴の後、発熱、大きなストレスなどが原因でタンパクが尿に出る場合もあります。いずれにせよ他に症状がなく、生活に支障がないと放置しがちですが、なんらかの腎臓の病気が原因になっている場合もあります。
知らず知らずのうちに腎機能の低下を進行させることにもなりかねないので、検査で陽性が出たら、再検査を受けたほうがいいですね」

最終更新:2017/10/12(木) 17:20
OurAge