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阪神を足から変えた“走りのプロ”の革命 選手も驚き「もう10年早く知りたかった」

10/12(木) 10:38配信

THE ANSWER

盗塁は増加、肉離れゼロで2年ぶりCS…鳥谷、西岡らを支えた元陸上選手の「走り革命」

 プロ野球で今シーズン、2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を果たした阪神。金本知憲監督の下、2位に入り、就任2年目にして初のプレーオフに駒を進めたタテジマ軍団だが、その裏で“虎の足”から躍進を支えた人物がいる。秋本真吾氏(35)。元陸上のトップハードル選手である。

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 肩書は「臨時コーチ」。スプリント指導のプロ組織「0.01」を主催し、サッカー日本代表選手をはじめ、現役アスリートの指導を手掛ける秋本氏は、自身のノウハウを生かし、今年1年、阪神の選手に対して走りの指導を行ってきた。

「全体的に数字を見ると、盗塁数が1、2軍ともにアップしている。数値としてしっかり上がっているし、凡打がセーフになる率も上がってきています」

 こう振り返った通り、盗塁数が1軍は昨季の59個(リーグ最下位)から11増の70個(同3位)、2軍が83個から6増の89個と良化。実際に球団が計測している打者の一塁到達タイムも向上し、機動力アップに一定の貢献を果たしている。しかし、元陸上選手が、プロ野球球団でスプリント指導する。ありそうでなかった異色の組み合わせは、なぜ生まれたのか。

 きっかけは11年のこと。当時、現役だった秋本氏は所属先の実業団を辞め、プロに転向。スポンサー契約したサプリメント会社がオリックスと関係が深かった。その前年、オリックスは盗塁成功率が12球団ワーストに低迷していた。

「球団のトレーナーさんから、スポンサー先に『走りを根本的に変えたいから、教えられる人はいないか』と。それで、ちょうど自分のところに話があって。指導といっても陸上選手しか教えたことがなかったので、野球選手を教えることに興味が湧いたんです」

 意外なきっかけから、実際にT-岡田、伊藤光ら1軍選手を指導すると、衝撃的な発見があったという。

「そもそも、自分はコーチじゃないので、自分が速くなったトレーニングをやってもらおう」と陸上で培った練習を伝授。それをひと通りこなした後、球団が計測した50メートルのタイムが0.3~0.4秒も速くなってしまった。

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最終更新:10/12(木) 17:01
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