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“モンハン一強”のゲームショウ Switch向けタイトルは期待外れ

10/12(木) 12:00配信

日経トレンディネット

9月21~24日まで、千葉・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2017。国内外のゲーム関連企業が出展するアジア最大級の同イベントは、ゲーム業界の今を占う上でも重要なイベントだ。長年、ゲームショウを見てきたライター3人が、それぞれの視点で今年のゲームショウを総括する。今回は、岡安学氏。

【関連画像】一般公開日はもちろん、ビジネスデイでも整理券は“瞬殺”だった『モンスターハンター:ワールド』

・総まとめ(1)>東京ゲームショウで家族連れが減った理由とは?

 今年も東京ゲームショウが無事終了しました。例年通り、ビジネスデーの9月21、22日、一般公開日の23日と計3日間、朝から晩までみっちり取材してきました。

 1日目の取材が終了した時点での印象は、カプコンの『モンスターハンター:ワールド』一強というもの。日経トレンディネット速報サイトの依頼で、セガゲームスとカプコンを中心に取材したこともありますが、やはりそう思わざるを得ませんでした。

 セガゲームスの『北斗が如く』やKONAMIの『ラブプラス EVERY』、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの『グランツーリスモSPORT』、コーエーテクモゲームスの『真・三國無双8』などのタイトルも当然注目を集めていましたが、『モンスターハンター:ワールド』にはちょっと及ばなかったという印象です。一般公開日でも『モンスターハンター:ワールド』の人気集中度は高く、試遊整理券はすぐになくなってしまったとのこと。やはり来場者も『モンスターハンター:ワールド』一強のイメージだったのではないでしょうか。

●Switch向けは期待外れ、VRは周辺機器が面白い

 数年前から東京ゲームショウ自体が、開発中のゲームを試遊できるイベントから、ゲームに関することなら、なんでも楽しめる複合イベントに切り替わっているので、試遊できたタイトルだけをみて、その成果を問うことはできません。それでも出展タイトルが全体に弱いという印象は残ります。

 今年の東京ゲームショウについて、会期前には、VRとNintendo Switchのタイトルが多く出展されるのでは?と予想していましたが、いざ開会してみると期待外れでした。Nintendo Switchは現時点でサードパーティーによるタイトルの弱さが指摘されています。ゲームショウで今後遊べるタイトルを展示することで、その懸念を払拭してほしかったのですが残念です。

 VRも同様です。PlayStation VRの値下げや増産などで今後入手しやすくなると思いますが、現状のタイトル数と内容では二の足を踏む人が多そう。一方、会場の一角「VR/ARコーナー」にはユニークな周辺機器が多数あったので、アーケードゲームやアミューズメントとしての普及は進むのではないでしょうか。

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