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「ボクの大切な弟!」と病気の弟を必死にかばう長男の成長に感動

10/13(金) 16:40配信

ファンファン福岡

我が家の息子たちは1歳違いの仲良し兄弟。
次男は病気のため喉に医療器具を装着しているのですが、それ以外は元気いっぱいで、けんかではお兄ちゃんを泣かせてしまうことも。
次男に比べると繊細なところのある長男ですが、いざというときには弟を守ろうとする姿に、兄としての成長を実感した体験談です。

我が家の次男は、気管の病気のため気管切開をしています。

とは言え、それ以外はいたって普通の3歳児。 走り回って遊んだり、ゲラゲラ笑ったり、元気いっぱいです。

そんな次男は、1歳違いのお兄ちゃんである長男のことが大好き。
気管切開をしていることで保育園等に通えず、同世代のお友達と接する機会が少ない次男にとって、長男は貴重な遊び相手なのです。

親としては、兄弟以外の同世代のお友達と触れ合う機会を少しでも作りたいと思い、できるだけ長男の保育園行事などに次男を連れて行くようにしています。 ただ、小さなお友達と触れ合うのには、心配な点もあります。

次男の喉には呼吸を楽にするための「カニューレ」という管が挿入されています。

喉に小さな医療器具を付けている次男の姿は、子どもたちの興味の対象となりがちです。

たとえ悪気はなくても、興味本位で引っ張られたカニューレが抜けてしまったら、次男は呼吸困難に陥ってしまいます。
そのため、できるだけ親がそばについているようにして、アクシデントが起きないよう目を配っていました。

ある日のこと、長男のお迎えに次男を保育園に連れて行くと、園庭で遊んでいたお友達が次男の元へ駆け寄ってきました。

「この子、弟~?何歳?」

その子はニコニコと話しかけてくれたのですが、次男の喉元が自分と違うことに気がついたのか、突然、無言で手を伸ばしてきたのです。

「おにーちゃん、ありがと」

あ、いけない!

と、私が慌てて遮ろうとした瞬間、そばにいた長男がびっくりするような大声で言いました。

「〇〇(次男)はボクの大切な弟!だからそこはさわらないで!」

と、お友達を手で制止。
お友達も私も、長男の突然の行動に面喰らってしまいましたが、長男はかまわずに話し続けました。

「あのね、〇〇は、病気やけん気管切開しとうと!カニューレが外れたら息ができんくなるとよ。だから、絶対ぜーったい、さわったらダメと!」

自分の言葉で、一生懸命に説明しようとしている長男。

私たちの会話を聞いて覚えたのか、ところどころに専門用語を交えているのが、なんだか妙に大人びています。 長男の気迫に押されてしまい、すっかり押し黙ってしまったお友達。

その様子に気づいた長男は、ちょっと語気を弱めてつけ加えました。

「ボクはお兄ちゃんだから、弟を守ってあげないといけないんだ。ごめんね」

すると、お友達はにこっと笑い、「そうなんだー」と言って滑り台の方へ走っていきました。

次男を守るかのようにお友達との間に割って入っていた長男は、パッと振り返ると、次男に声をかけました。

「びっくりしたね、でも、お兄ちゃんがいるから大丈夫よ」

それまで後ろに立ちすくんでいた次男も、長男の言葉を聞いてやっと口を開きました。

「おにーちゃん、ありがと」

自己主張の強い次男と比べると、繊細で打たれ弱い印象の長男。 兄弟げんかでは弟に泣かされてしまうこともしばしばです。
でも、いざというときはしっかり弟を守ろうとしてくれる。 いつの間にか、お兄ちゃんとして成長してくれているんだなぁ・・・。

「危なくないように気をつけてくれて、ありがとう」

長男を抱きしめてそう伝えると、長男は

「だって、大好きだから」

とキッパリ。

だから、次男もお兄ちゃんのことが大好きなんだね。
保育園からの帰り道、手をつないで歩く二人を見ながら、何だかとても誇らしい気持ちになった母なのでした。

minimix

福岡市在住、3歳と2歳の男の子のママ。 子どもの病気をきっかけに、医療業から在宅ライターへ転向。 年子の男子二人の育児を楽しみつつ、ライター業にも専念中。

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最終更新:10/13(金) 17:38
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