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「THREE」生みの親が語る現場主義で生まれる名品

10/13(金) 6:00配信

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)

 「etRouge」創刊以来の人気連載をweb版にて再録。化粧品ビジネス、コスメを仕事にした経営者・社長に「etRouge」編集長・麻生 綾がインタビュー。今回はRMK、SUQQU、THREEを人気コスメブランドに押し上げたACROの石橋 寧社長。

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●「同じ土俵では戦わない。小舟ならではのスピード感で“エコかっこいいハイブリッドコスメ”を世界に発信」

・女性にメイクする男の仕事に カルチャーショックを受けた

麻生(以下A):ご出身、鹿児島なんですね。どんな学生時代を送られました!?

石橋さん(以下敬称略):国語、数学は得意ではなく、答えのないものが好きでした。美術や音楽、地理、とくに地図を眺めるのが大好きで、日本地図や世界地図を見てはいろいろなことを空想したり。

A:そんな石橋さんと美容……。どこに接点があったんでしょう!?

石橋:高校生の時、たまたま地元の百貨店でメイクイベントをやっていて、男性アーティストがモデルにメイクをしていたんですよ。

A:えっ、それでメイクに興味を抱いたとか!?

石橋:いやいや、封建的な田舎ですから、男でもこんな仕事があるのか、と驚いただけで。カッコいいなとは思いましたけど、自分の将来とは直結しませんでした。その後、お中元やお歳暮時期のデパートでアルバイトをしたときに、百貨店の小売りは面白そうだな、と。

A:それでカネボウ化粧品に!?

石橋:会社訪問に行った中で、化粧品会社はひとつだけ。そのときにあのメイクイベントの様子が脳裏によぎったんです。僕が入社した74年は日本が成長している時代。 国が平和なら女性は美しくなれる。女性がいる限り衰退しない化粧品業界に魅力を感じたのがひとつ。それ以上に、当時“IF”というカネボウ初のメイクブランドのCMに使われていたブレンダ・リーの「愛の賛歌」が素敵だったからですね。

A:あくまでイメージから(笑)。で、最初のお仕事は!?

石橋:セールスマンですよ。営業とマーケティングを17年。ありとあらゆる流通に足を運びました。

A:その経験が石橋さんの強みに。

石橋:そうかもしれません。時には、地方のイベントの手伝いを頼まれ特訓を受けてメイクをやらされたことも。東京から来たアーティスト、なんて紹介されて(笑)、営業しながら店で接客もしました。

A:エキップという会社ができてすぐに出向されていますよね。

石橋:アーティストありきのブランドを立ち上げようとしていたから、僕が行ったときはまだ形のない白紙の状態で。

A:それが初代RMKのクリエイティブディレクター、RUMIKOさんに出会って、動き出したわけですね。

石橋:彼女の才能を信じて懸けたんです。で、もうひとつつくったのがSUQQU。 ブランドのマーケティング責任者になりました。

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