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途上国での教育支援、「読み書き」が未来を拓く

10/16(月) 14:02配信

オルタナ

私たち日本人は、義務教育を受けた後、進学したり就職したりと自分たちの進路を選択し生きてきます。しかし、発展途上国の貧しい地域の中には、小学校にすら通うことができず、読み書きもできないまま、描いた夢を叶えられずに生きていく子どもたちがいます。ネパールとラオスを中心に、教育を通じて現地の人々の生活を支援するNPOを紹介します。(JAMMIN=山本 めぐみ)

途上国で「読み書き」が意味すること

発展途上国の地域の中には、学校が足りなかったり、学校はあるけれどもボロボロで勉強することもままならなかったりという状況があります。また、現地の子どもたちの中には、学校に通いたくても家計を助けるための労働力とみなされて通えなかったり、途中で辞めてしまったりする子も多いといいます。

「子どもたちには皆、夢や希望を持ち、人生を自由に選択する権利がある。そのためには、教育が必要」

そう話すのは、NPO法人国際学校建設支援協会(ISSC)代表理事の石原ゆり奈(いしはら・ゆりな)さん。「読み書き」には、彼らの未来がかかっています。

石原さんはまた、次のようにも指摘します。

「活動を行っているネパールでは、法律で禁止されているにもかかわらず現在も人身売買が行われている。読み書きができないために人身売買の契約書をよくわからないままサインしてしまい、売られてしまうケースも。女性の場合は、そのまま娼婦として働かされてしまうこともある。教育を受けて読み書きができ、きちんとした情報さえあれば、こういった災難を未然に防ぐことができる」

「読み書き」は、弱い立場にある子どもたちが自分の身を守るための手段でもあるのです。

「学ぶ=人間の本質」

ISSCは、2004年に任意団体として活動をスタートさせ、これまでラオスとネパールに32の校舎を建設してきました。また、年間400人の子どもたちを奨学金で支援し「学ぶことの大切さ」を伝えながら、関わる一人ひとりの生活を見守っています。

また、近年では途上国の女性の教育支援にも力を入れているといいます。専門の講師を呼び、ミシンや刺繍、パンやお菓子を焼くベイカーなどの職業訓練を行い、女性が自立した生活をできるようサポートしています。

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最終更新:10/16(月) 14:02
オルタナ

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