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全ポジションのグラブを携える オリックス・縞田拓弥

2017/10/17(火) 12:01配信

週刊ベースボールONLINE

 自身の良さを発揮できないシーズンだった。今季の出場はプロ6年目にして最少の5試合。安打もわずか1本にとどまった。

 同級生の岩崎恭平や小島脩平、大城滉二や鈴木昂平ら、複数ポジションをこなす選手が増える中で、持ち味である器用さや足でアピールできなかった。「レギュラーを取りたい」と意気込んでシーズンに臨んだが、少ないチャンスをモノにできず大半を二軍で過ごした。

 それでもユーティリティーさはチームでもトップクラス。2012年にJR東日本からドラフト2位で入団。即戦力内野手として期待も大きく、その能力の片鱗が見えたのは15年。内野の全ポジションに加えて、外野でも出場した。「外野の人に申し訳なかった」と謙遜しつつも無難にこなし、自身の可能性を広げた。さらには控えの捕手としてもスタンバイしていたという。「グラブは全ポジションのを持っています」と頼もしく、守備に加えて打撃でも自己最高の成績を残した。

 昨季は守備固めを中心に31試合の出場にとどまったため、再び飛躍するきっかけを求めてオフには小谷野栄一が中心の自主トレチームに参加。下半身の使い方から徹底的に教わった。

「栄一さんに負けたくない」と三塁での定位置獲得も目指したが、悔しい結果に終わった。9月には右ヒザを手術。現在はリハビリを行いながら、来季に向けて英気を養っている。三塁はチームの補強ポイントのひとつ。そこが守れる強みを生かし、来季こそひと花咲かせたい。

写真=石井愛子

週刊ベースボール

最終更新:2017/10/19(木) 0:57
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