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リース・ウィザースプーン、16歳の時に監督から性的暴力を受けたと告白

10/18(水) 19:31配信

ハーパーズ バザー・オンライン

『エル』が主催する「ウィメン・イン・ハリウッド」のイベントに参加した女優のリース・ウィザースプーン。人気ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~』で共演したローラ・ダンを壇上に招く前、ハリウッドで経験したセクハラ被害や性的暴力について打ち明けた。そのスピーチの全文はこちら。

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「昨日は一睡もできなかった。今日はここでジェットコースターのような激しい感情の起伏を体験すると思う。ハリウッドで活躍する女性たち、世界中の女性たち、さまざまな立場に置かれた男性たち、それに醜い真実を再び思い出すこととなったあらゆる職種の人たちにとって、本当に辛く、大変な一週間だった。世界で最も好きな女優のひとりを紹介する前に、そのことについて触れておきたい」

「私にとっても、思い出したくない過去の体験を鮮明に思い出させる一週間でもあった。その影響でなかなか眠れなかったり、しっかり考えることができなかったり、人とうまくコミュニケーションが取れなかったりした。心の中は、不安な気持ち、正直になりたい気持ち、早く立ち上がり行動に移せなかったことを後悔する気持ちでいっぱい。そして16歳の時に私に性的暴力を加えた監督に対する嫌悪感と沈黙を守ることが私の務めであると思い込ませたエージェントやプロデューサーたちに対する怒りがふつふつと湧いた。このような体験は一度だけと言いたいところだけど、残念ながらそうではない。私はハリウッドでセクハラ被害や性的暴力を何度も経験した。あまりそれについて語ったことはないけれど、ここ数日間に報道された女性たちの体験談や、今夜ここで声をあげた勇気ある女性たちを見て、私も声をあげたくなった。今までの人生でこんなにも『ひとりじゃない』と思ったのは初めて。これまで隠すように言われたことや話してはいけないと言われていた話を大声で発言したくなったの」

「最近、複数の女優や脚本家たち、特に同じような経験をした女性たちや自身の体験談を告白した人たちと話す機会があった。彼女たちの口から語られる真実に、私も世界中の女性たちも勇気づけられたと思う。なぜなら、真実を語ることで心が少しずつ癒されるからと、とても賢明な女性たちが教えてくれたわ。今夜ここに集まった人たちによって結成されたコミュニティが、ハラスメントに対する新たなアプローチで、ハリウッド業界やその他の業界に潜む『権力の悪用』に立ち向かう。そしてそれによって働く女性たちに対する新たな規範が形成される。そう思うと、とても勇気づけられる」

「この会場にいる女性たち。あなたたちには私たちがついているから、今後の人生は大きく変わっていくはず。私たちがあなたたちをサポートする。それは私にとっても嬉しいこと。ついにこの時が来たのね!と思う。そこで私は昨晩、今後どのようにしていけばいいのか、私たちに何ができるのかについても考えた。そして体験談を話すのも効果的だけど、私たちが日々さまざまな会社と交渉を行うなかで、こちらから質問をして見るのもひとつの案だと思った。例えば、会社でトップを務める女性は誰ですか?その女性にはどれほどの権限がありますか?女性管理職や役員は何名ほどいますか?そのなかで権限を持っている人は何名くらいいますか?など。答えは明らかだけど、普段はなかなか聞くことができないと思う」

「お互いに意識を高めることで、物事を変えることができると信じている。それがこの業界やこの社会を変えていく。この場を借りて、この問題を取り上げなければならなかったことは悲しい。でも言わないと女優としての務めを怠っていることになると思った」

リースのパワフルなスピーチで会場は一体に。彼女の言うように全体の意識を高めることで、さまざまな変化を引き起こしてくれるかもしれない。女性なら誰しもその変化に大きな期待を寄せているはず。

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